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2007年11月19日 (月)

帆船  (Tallship )

11月3日から、11月11日まで、名古屋港開港100周年の記念イベント『開港祭』が行われていました。
9日には、航海訓練所所属の練習船「日本丸」と「海王丸」が二隻そろって、名古屋港へお祝いにやってきました。
「日本丸」は14日まで、「海王丸」は13日までガーデン埠頭に停泊していました。
その間に、10日には、船内が公開されたり、11日には、セイルドリルと言って、実習生がマストを登り、合計36枚(たたみ約1,673畳分)の帆を張る訓練が行われたりしたそうです。
また、夜はイルミネーションの点灯もされたようです。

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私が、名古屋港を訪れたのは、それらのイベントが終わった、12日の朝でした。
その日は月曜日で、名古屋港に隣接する水族館や、イタリア村がお休みで、広い駐車場はがらんとしていました。
でも、二隻が停泊しているガーデン埠頭には、やはりたくさんの人がいて、思い思いに写真を撮ったり、二隻の船の美しさに見とれたりしていました。
見上げるとはるかに高い4本のマスト、マストから横にのびる棒(ヤー ド)、帆を引き上げるための無数のロープ、それらが作るフォルムは、帆を降ろした姿でも充分に美しいものでしが、やはり、帆船なので、気持ちよさそうに風 をはらんだ帆を膨らませている姿を見てみたかったです。
「クイーン・エリザベス2」や「飛鳥II」のような豪華客船での船旅は、 もちろん憧れですが、こんな帆船で海を旅してみるのもステキだろうなって、はるか遠くの南の海に思いを馳せながら、陽水の歌などを心の中で歌っていまし た。(遥かな~遥かな~見知らぬ国へ~一人で行く時は船の旅がいい~♪)
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日本丸は、総トン数約2,600トン、全長約110m。
36枚すべての帆を張ると約2,800㎡(約850坪)で「太平洋の白鳥」とも言われています。

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海王丸は、総トン数約2,500トン、全長約110m。
マストの高さは海上面から約50メートルにも達する世界最大級の帆船で、「海の貴婦人」とも呼ばれています。

二隻の船は姉妹船だけあって、名前を確認しなければ、どちらがどちらか素人には分かりません。

日本丸と海王丸の見分け方のポイントは、船体のラインと救助船の塗装色。
船体の太い青ライン一本線が「日本丸」。明るく太い青ラインと、細いラインが入った二本線が「海王丸」。
他には、救助船の色が鮮やかなオレンジ色が「日本丸」で、白いのが「海王丸」です。
あと、船首像で確認することもできます。
日本丸の船首像は、手を合わせて祈る女性の姿をしており、「藍青(らんじょう)」と名付けられています。藍青は、気高く優しさのなかにも凛々しさを秘めた日本女性を表現しているそうです。
海王丸の船首像は横笛を吹く女性で、「紺青」と名付けられています。
紺青は、藍青の妹として、未だ少女のあどけなさを残し、典雅な気品を備えている守り
神だそうです。
船首像は帆船にはつきもので、航海の安全を願って舳(へさき)に取り付けられました。

船首像でちょっと面白い話があります。
カティーサークというとスコッチ・ウイスキーを思い浮かべる人が多いと思います。
実はこのスコッチ・ウイスキーの名が、19世紀に最速を誇った帆船カティーサークから付けられたというのをご存知の人もたくさんみえるでしょうね。
でも、帆船、カティーサークの名の由来はご存知ですか?
カティーサークは、イギリスの詩人バーンズの「シャンターのタム」に出てくる妖精が着ている短い女性の下着、シュミーズからとったものです。
『酔っ払い農夫のタムがご機嫌になっての帰宅途中、悪魔やら妖精やらが踊っているところに出くわした。とっさに隠れて覗き見ると、そのなかにカティサークしか身につけずに 扇情的な踊りを踊る妖精ナニーの姿がまじっている。
その踊りが あんまりいいもんだから、タムは叫んでしまった。
「いいぞ、カティーサーク!」
たちまち、陽気な舞台は一転、悪魔たちはタムのほうに向かってくる。
あわてて愛馬に一鞭くれて逃げ出したタムの馬の尻尾を妖精ナニーが むんずとひっつかんで…』
こんな詩から命名されたのです。だから、船首像は、シュミーズ姿で乳房をあらわにした
妖精ナニーがポニー・テールを掴んでいます。

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少し遠くに目をやると、伊勢湾岸道に架かる美しい橋を見ることができます。

「名港トリトン」というギリシャ神話に登場する、海の神様ポセイドンの息子の名前が付けられた三つの美しい橋です。
やがて第2東名・名神高速道路という新動脈とつながる予定の高速道路橋です。世界的規模を誇る海上斜張橋で、海上面(中央大橋)47mの空間が確保されているそうです。

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実は私が小学生の時、「日本丸」に乗船できるという社会見学がありました。
ところが、私は風邪をひいてしまい、楽しみにしていた「日本丸」を見ることができませんでした。それ以来「日本丸」に憧れ続けていました。
今回その長年の夢をかなえることができました。


そうそう、11月23日には神戸港で開催される「KOBE帆船フェスタ2007」のイベントで「日本丸」「海王丸」のセイルドリルを見ることができるようです。

神戸にお住まいの方や興味のある方は、時間があれば、是非見に行ってください。
私が見られなかった、セイルドリルの写真を撮られたら是非見せてくださいね。




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