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2008年9月

2008年9月30日 (火)

秋の花々

9月も、もう終わりますね
温暖化の影響でしょうか、9月に入っても30度を越す厳しい残暑が続きました
しかし、さすがに10月を間近に控え肌寒い風が吹いてきました
9月の中旬頃から道端や土手、畦道などを鮮やかに彩っていた彼岸花ももう満開を過ぎ、枯れ始めています
真っ赤な花が燃えるように咲き車を走らせていても目に留まる華やかさでした
彼岸花は少女だった頃、茎の下から手折りし茎を交互に切りながら彼岸花のネックレスを作ったことを思い出します
この辺では「舌曲がり」とも呼び毒があるから気をつけるように親から教えてもらっていました
実際にアルカロイドを多く含む有毒植物で、謝って食べてしまうと吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺をおこして死ぬこともあるそうです
たくさんの異名があり、「曼珠沙華」の他「死人花」「地獄花」「狐花」などたくさんの名を持つ植物です

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そして、秋の代表的な花コスモス、秋桜とも書きますね
白、ピンク、赤紫の花が群生して咲いている姿は、秋の淡く高い青空によく似合います
昨年は一面に広がるコスモス畑を見逃してしまいました
今年は是非一面に咲き誇るコスモス畑を見ようと思っていたところ、「130万本のコスモス」というテレビのCMに惹かれて近くのフラワーパークに出かけました

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残念ながら曇りがちのお天気で、真っ青な空の下とはいきませんでしたが、見渡すかぎりのコスモス畑の中に溶け込んで来ました
コスモスの咲く季節は結婚のシーズンでもあります
ちょうどこの日もパーク内の教会で結婚式を挙げているカップルがありました
そういえば、山口百恵さんの名曲「秋桜」も嫁いでいく娘の気持ちを歌ったものです

    「秋桜」

    薄紅の秋桜が 秋の日の
  何気ない陽溜まりに 揺れている
  この頃涙もろくなった 母が
  庭先で 一つ咳をする
  縁側でアルバムを 開いては
  私の幼い日の 思い出を
  何度も同じ話 繰り返す
  独り言みたいに 小さな声で
  こんな小春日和の 穏やかな日は
  貴方の優しさが しみてくる
  明日嫁ぐ私に 苦労はしても
  笑い話に 時が変えるよ
  心配いらないと 笑った
  あれこれと思い出を たどったら
  いつの日も一人では なかったと
  今更ながら我ままな 私に
  唇 噛んでいます
  明日への荷造りに 手を借りて
  しばらくは楽しげに いたけれど
  突然涙こぼし 元気でと
  何度も何度も 繰り返す母
  ありがとうの言葉を かみしめながら
  生きてみます 私なりに
  こんな小春日和の 穏やかな日は
  もう少し あなたの子供で
  いさせて下さい

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パーク内では、コスモスの他にダリアもたくさん咲き始めていました
コスモスの可憐さと比べると、大輪や中輪の花を華麗に咲かせていました
何ともびっくりしたのが、ダリアにつけられたネーミングです
「ラベンダースカイ」「ムーンワルツ」「砂浜の月」「恋祭り」など洒落た名前のものから「お福さん」「福は内」などちょっと笑えてきそうな名前までありました

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(熱演)                   (房洲路)

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(虹)                     (チェリードロップ)




さて、いよいよ10月=神無月、日本人の大好きなそして独特の美意識、紅葉した葉を愛でる季節が近づいてきました






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2008年9月24日 (水)

たぬきの里の秋・・・

先日中秋の名月をうっとりと眺めていましたが
その時、頭の中である童謡が響いていました
中秋の名月の美しさにはあまり似合わないユーモラスな童謡です
みなさんもご存知ですよね
野口雨情作詞の「証城寺の狸囃子」です

しょ しょ しょじょじ. しょじょじの にわは. つ つ つきよだ. みんな でて こいこいこい~~~♪

静かな月夜に頭の中では、リズミカルにこの童謡が飛び跳ねて、思わず苦笑してしまいました

そんなわけで(???)どうしても「たぬき」を見たくなってしまいました
とは言っても、動物園に出かけたわけではありません
たぬきの置物で有名な信楽に出かけることにしました
信楽は日本六古窯のひとつです
信楽のたぬきはあまりにも有名です
縁起物として喜ばれたたぬきは「他を抜く」に通じることから商売繁盛を願って店の軒先に置かれることが多いようです


ちょっと小太りのたぬきが、あみ笠をかぶり、少し首をかしげながら、右手に徳利、左手に通帳を持って立っている「酒買い小僧」型が定番です
信楽にはいつも国道1号線を通って水口から入って行くのですが、今回は田舎の風景も見ながら行きたかったので、国道25号線で伊賀に行き、伊賀から信楽へ回りこみました
伊賀~信楽線は本当に田舎道で、車が対向できるかどうかの細い一本道が続いていました
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この道沿いでは山里の景色を堪能することができます
稲穂が実りを向かえており、黄金色の稲穂は秋によく似合っています(前にも書きましたが、私の住む地方の稲刈りは8月下旬=夏の終わりなんです)
また、農家の庭先には紫やピンク、白のコスモスが風に揺られており、これもまた秋らしい風景でした

信楽には陶器を見に時々訪れるのですが、今回伊賀から信楽に入ったおかげで、今まで知らなかったお店を見つけました
それは、信楽のたぬきの置物を考案した、藤原銕造氏から引き継がれてきた店でした
たぬきの置物は比較的歴史が浅く、明治時代にこの藤原銕造氏が造ったのが最初と言われています
さらに信楽のたぬきの置物が有名になったのは、昭和26年に昭和天皇が信楽の地に行幸された時、道沿いに、旗を持ったこの陶器のたぬきたちがお迎えしたことが昭和天皇のお気に召して
「をさなどき あつめしからに なつかしも 信楽焼きの狸をみれば」
と詠われ、それがマスコミによって報道され、全国的に信楽のたぬきが大流行したとされています


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藤原銕造氏の店には無数のたぬきが飾られ、仁王の形をしたたぬき、武将たぬき、相撲たぬき、ぶんぶく茶釜たぬき、なども展示されており、庭にあった「おいなりさん」まで、きつねではなくたぬきが祭ってありました


まさに「みんな出てこいこいこい~~♪」のたぬきの世界でした



たぬきの故郷信楽には、山里の秋の風景が広がっていました

そして、信楽の街をあとにする頃には、うんと早くなった夕暮れ時がせまっていました

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2008年9月18日 (木)

名月

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今年の中秋の名月は9月14日でした
この日はススキとお月見団子を用意しました
朝方から曇っていたので、月が見られないかもと思っていましたが、夜にはうまく雲も姿を消し、名月を眺めることができました
「お月見」は奈良時代から平安時代にかけて日本に入ってきたそうで、貴族などの間で月を愛でながら歌を詠んだり酒を飲んで楽しんだようです 名月を詠んだ歌や俳句の多さからも、昔の人々がどれほど名月を心待ちにしていたかがよくわかります

この日もまんまるな月が綺麗に昇ってきました


お月夜     北原白秋

トン、
トン、
トン、
あけてください。
どなたです。
わたしゃ木の葉よ。
  トン、コトリ。

トン、
トン、
トン、
あけてください。
どなたです。
わたしゃ風です。
  トン、コトリ。

トン、
トン、
トン、
あけてください。
どなたです。
月のかげです。
  トン、コトリ。


この詩のように、まるであいさつをして昇ってきたかのような月にしばらく見とれていました
昇るにつれてだんだん小さく、そして月は白くなってゆきます
昔の人が感じていた月の神秘や愛しさは、現代の私たちには想像もつかないほどだったに違いありません
でも、反面私たちは現代の科学によって深まった月の神秘性――たとえば月が誕生したからこそ地球上に生命が育まれたこと――を感じることができます

科学によって解明されても、やはり月は美しく神秘的です

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月夜の浜辺   中原中也

月夜の晩に ボタンがひとつ
波打際に 落ちていた。
それを拾って 役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを 袂に入れた。

月夜の晩に ボタンが一つ
波打際に 落ちていた。

それを拾って 役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向ってそれは抛れず
浪に向ってそれは抛れず
僕はそれを 袂に入れた。

月夜の晩に 拾ったボタンは
指先に沁み 心に沁みた。

月夜の晩に 拾ったボタンは
どうしてそれが 捨てられようか?



月の明かりに照らされながら、虫たちの声が響き渡っていました

いよいよ 秋本番ですね

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2008年9月 8日 (月)

秋をさがして~伊吹山

8月の下旬から、まるで梅雨のように雨が続きました
この季節にこんなに雨が続いたことは記憶にありません
それでも9月のはじめての週末には天気も回復し、初秋の青空が広がりました
前回、夏休みの終わりと新学期について書きましたが、その日の夜福田首相が突然の辞任表明をしました
安部総理の時と同じく、1年もたずに総理の席を投げ出しました
夏休みの終わりと共に総理の職も終わり、その無責任さにはあきれて声も出ませんでした
福田首相は、宿題を山積したまま職をおりました
その無責任は次の選挙で問われるでしょうね

さて、梅雨明けのような初秋の週末、爽やかな自然を満喫しようと伊吹山へ出かけました
今回は高速道路を使わないで、国道365号を関が原まで北上しました

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関が原から少し走ると、もうそこは伊吹山ドライブウェイの入り口でした
ここで3000円の通行料を払って8合目の駐車場まで向かいました
ドライブウェイを走り出してすぐに対向車が止まっているので何だろうと思っていると、何とカモシカの子供が1匹道に出てきていました
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親とはぐれたのでしょうか、1匹だけで少し戸惑ったように立ち止まっていました
早くも自然のお出迎えを受けたような気分でした
カモシカに別れを告げて、山並みをどんどん上がって行きました
道の両側はススキの穂がずっと続いており、秋の到来を感じさせてくれました

道の途中で、超望遠レンズのカメラで何かを狙っている人たちがたくさんいて、何を狙っているのだろうかと思い、思わず車を止めて尋ねてみました
そうしたら「イヌワシだよ」との返答でした
伊吹山にイヌワシが生息しているのは聞いていましたが、そのイヌワシの写真を撮ろうとする人がこんなにもいるんだとびっくりしました

途中休憩所で車を止めてあたりの景色を写真に収めながら、ドライブウェイの終点、8合目の駐車場に着きました
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ドライブウェイを走っている時は、そんなに車が多くなかったのですが、その広い駐車場は車や観光バスでいっぱいでした

駐車場に車を止めて、山頂目指して登山道を歩いて行きました
親子連れ、夫婦、若いカップルなど、たくさんの人々が登山を楽しんでいました
私は、景色を撮ったり高原の草花を撮りながら、ゆっくりマイペースで登って行きました
3歳くらいの子供にも追い越されながら・・・
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8月にテレビで紹介されていたほどの色とりどりの花は、残念ながら咲いていませんでした
それでも、青いリンドウや、白い穂のようなサラシナショウマなどが目を楽しませてくれました

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そして、山頂
伊吹山は1377m、日本百名山のひとつです

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山頂の一番高いところに、日本武尊の像が建っていました 何でもその昔、日本武尊が荒ぶる神とこの山で一戦を交えたという伝説があるからだそうです
山頂では突然霧にあたりが覆われたり、また晴れわたったりと不安定な山の天気でした
じゅうぶんに初秋の伊吹山を満喫し、山を下りました

せっかく伊吹山まで来たのだからと、長浜まで足をのばすことにしました
長浜は黒壁スクエアで有名になり、観光地として発展している街です
ここでは、ガラス館で実際のガラス製品作りの工房を見学したり、綺麗なガラス細工を見て回りました

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そして、長浜といえば長浜浪漫ビール 地ビールがとっても美味しいのです
地ビールには、エール、ピルスナー、バイツェン、スタウトの4種類があります
ピザと近江牛のビール煮込みと一緒に、私は一番好きなピルスナーをいただきました
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そして夕暮れが近づいてきたので、私の大好きな琵琶湖に沈む夕日を見るために、長浜城のある豊公園に行きました
西の空は雲が出ていて、琵琶湖に沈んでゆく夕日は残念ながら見られませんでしたが、綺麗な夕焼けには出逢うことができました

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琵琶湖はどんな時も絵になる風景を持ち合わせています
まだ、昼間は晴れると30度を越す暑さですが、秋が確実に足音をたてて訪れてきていることを感じることのできた、伊吹山へのドライブでした

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  せっかくコメントいただきましたのに、失敗作の日記と間違えて削除してしまいました
 本当に申し訳ありません

 

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2008年9月 1日 (月)

9月1日

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9月(長月)になりました
残暑はしばらく続きそうですが、それでも日一日と秋本番へ向かっていくのでしょうね
9月の1日というと、自分はもう児童・生徒でもないのに夏休みが終わり、新学期が始まるなぁと感慨深く思ってしまいます 
4月の新学期や1月の3学期の始まりにもそんなに気にならないのになぜだか、9月1日の新学期の始まりは私自身も気持ちが新たになります
今日の朝も久しぶりに小学生の集団登校の姿を見ました かばんの中は夏休みの宿題が詰まっていたのでしょうか
不思議なものです 自分の夏休みの思い出はじっと考えないと浮かんでこないのに、息子たちがまだ子どもだったころ、いっしょに過ごした夏休みのことはまだ昨日のことのように鮮烈に思いうかびます
私は女の子だったので、子どものころそんなに虫や魚に興味がありませんでした
でも男の子はさすがに虫や魚が大好きで、毎日のように虫採り網を片手に近くの堤防に出かけバッタ採りをしたり、タモをもって川に入り魚を追い込むようにして魚捕りをしました
私は大人になって初めて虫採りや魚捕りの面白さを知りました
この新学期の始まりには大人も何か意識してしまうのは、長い夏休みのあとの新学期だからでしょうか
そんな9月1日には必ず読み返してみる詩があります
高田敏子さんの「忘れもの」という詩です

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忘れもの             高田敏子
  
 
 入道雲にのって
  夏休みはいってしまった
  「サヨナラ」のかわりに
  素晴らしい夕立をふりまいて

  けさ 空はまっさお
  木々の葉の一枚一枚が
  あたらしい光とあいさつをかわしている
  
  だがキミ! 夏休みよ
  もう一度 もどってこないかな
  忘れものをとりにさ
  
  迷い子のセミ
  さびしそうな麦わら帽子
  それから ぼくの耳に
  くっついて離れない波の音


                  

今年の「入道雲」は残念ながら「素晴らしい夕立」ではなく、局地的な豪雨を降らせ愛知県の岡崎市では1時間に147mmという記録的な降雨量で死者まで出る大きな災害となってしまいました
被害を受けられた地域の方々には心から早い復興を願います

さて、今年の夏が残していった「忘れもの」、まだしまい忘れている風鈴・整理してない旅行のパンフレット・取りきれなくて伸びてしまった庭の雑草、私の夏の名残りです
みなさんには、この夏はどんな「忘れもの」をしていきましたか

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