« 名月 | トップページ | 秋の花々 »

2008年9月24日 (水)

たぬきの里の秋・・・

先日中秋の名月をうっとりと眺めていましたが
その時、頭の中である童謡が響いていました
中秋の名月の美しさにはあまり似合わないユーモラスな童謡です
みなさんもご存知ですよね
野口雨情作詞の「証城寺の狸囃子」です

しょ しょ しょじょじ. しょじょじの にわは. つ つ つきよだ. みんな でて こいこいこい~~~♪

静かな月夜に頭の中では、リズミカルにこの童謡が飛び跳ねて、思わず苦笑してしまいました

そんなわけで(???)どうしても「たぬき」を見たくなってしまいました
とは言っても、動物園に出かけたわけではありません
たぬきの置物で有名な信楽に出かけることにしました
信楽は日本六古窯のひとつです
信楽のたぬきはあまりにも有名です
縁起物として喜ばれたたぬきは「他を抜く」に通じることから商売繁盛を願って店の軒先に置かれることが多いようです


ちょっと小太りのたぬきが、あみ笠をかぶり、少し首をかしげながら、右手に徳利、左手に通帳を持って立っている「酒買い小僧」型が定番です
信楽にはいつも国道1号線を通って水口から入って行くのですが、今回は田舎の風景も見ながら行きたかったので、国道25号線で伊賀に行き、伊賀から信楽へ回りこみました
伊賀~信楽線は本当に田舎道で、車が対向できるかどうかの細い一本道が続いていました
T__067

この道沿いでは山里の景色を堪能することができます
稲穂が実りを向かえており、黄金色の稲穂は秋によく似合っています(前にも書きましたが、私の住む地方の稲刈りは8月下旬=夏の終わりなんです)
また、農家の庭先には紫やピンク、白のコスモスが風に揺られており、これもまた秋らしい風景でした

信楽には陶器を見に時々訪れるのですが、今回伊賀から信楽に入ったおかげで、今まで知らなかったお店を見つけました
それは、信楽のたぬきの置物を考案した、藤原銕造氏から引き継がれてきた店でした
たぬきの置物は比較的歴史が浅く、明治時代にこの藤原銕造氏が造ったのが最初と言われています
さらに信楽のたぬきの置物が有名になったのは、昭和26年に昭和天皇が信楽の地に行幸された時、道沿いに、旗を持ったこの陶器のたぬきたちがお迎えしたことが昭和天皇のお気に召して
「をさなどき あつめしからに なつかしも 信楽焼きの狸をみれば」
と詠われ、それがマスコミによって報道され、全国的に信楽のたぬきが大流行したとされています


T__090 T__088

T__098_2 T__107

T__112


藤原銕造氏の店には無数のたぬきが飾られ、仁王の形をしたたぬき、武将たぬき、相撲たぬき、ぶんぶく茶釜たぬき、なども展示されており、庭にあった「おいなりさん」まで、きつねではなくたぬきが祭ってありました


まさに「みんな出てこいこいこい~~♪」のたぬきの世界でした



たぬきの故郷信楽には、山里の秋の風景が広がっていました

そして、信楽の街をあとにする頃には、うんと早くなった夕暮れ時がせまっていました

T__144

|

« 名月 | トップページ | 秋の花々 »

旅 文化」カテゴリの記事

コメント

cancer
たぬきは猫を追い回す厄介ものでもありますが愛嬌たっぷりです。
たぬきの家族連れには何度も、お会いしたことがありますが、たぬき腹と云われるぽんぽこなお腹を想像していたのですが、意外や意外で体は引き締まり逃げずに飄々としている感じでした。それでも、あの独特な顔の表情は撫でたくなります。
餌付けが出来るそうですね。

机の横にある本棚には、まだ開封していない夏のドリームジャンボの上にトトロ風のたぬきがお腹をせり出して鎮座しています。たぬきの念力で一等の番号に切り替わるのを待っているのです。(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ

たぬきの土俵入りは見てみたいですね。

投稿: 月の砂漠 | 2008年9月24日 (水) 20時25分

いろんな狸がいっぱいで楽しそうですね♪
信楽には骨董通りもあるとか・・・・・・
MIHO美術館も行ってみたい・・・
信楽まで新名神ではなく あえて伊賀経由で
ヒョイと出かけられるvanillaさんの
行動力に 拍手!

投稿: きなこ | 2008年9月24日 (水) 21時45分

vanillaさん、こんばんは^-^
素敵な田園風景ですね。
黄金色の穂波は豊かで良いですね。
こういう風景を見ているととても安心できます。

信楽焼きのタヌキさんはユーモラスですね。
飾っておいたら宝くじでも当たるかしら。
ミニチュアサイズのタヌキさんはあるのかしら。
あったら欲しいな~

信楽焼きの土っぽさが好きで花瓶を買ったことが
あります。ちょっといけにくいのが欠点だけれど
椿やスイセンなど和風のお花にぴったりです。

信楽焼きの里は確か滋賀県でしたよね。
ますます滋賀県に行ってみたくなりました。

投稿: hiro | 2008年9月24日 (水) 22時15分

なんと、こんなにたくさんの
かわいいたぬきがあるんですね

昨日の鑑定団で信楽焼きをしてましたが

いつもほっこりする写真、感謝です。

投稿: 夢見る夢子 | 2008年9月24日 (水) 23時12分

こんばんは!信楽にいかれたんですね!私も何年か前行ったこ

とがあります。行けども行けども信楽焼きのお店が並んでたの

を思い出します。おびただしいたぬきの焼き物、腐らんからい

いものの、それにしても土がみてやせんかと心配しました。

たぬきの置物って魔よけになるらしいですね!私もつがいのも

のを買った思い出があります。

ところで、滋賀県って、隣県になられるんですね!

投稿: カバディーtakennaka | 2008年9月25日 (木) 23時26分

月の砂漠さん

おはようございますrain(今日は雨です・・・)

またまたお返事遅くなりましたm(_ _)m
>たぬきは猫を追い回す厄介ものでもありますが
そうなんですか?
でも、現代ではそんな場面見たくても見られなくなったでしょうね・・・
私は野生のたぬきは見たことがありません
でも、動物園で見るたぬきは可愛い顔していますね
確かに撫でたくなりますhappy01

ドリームジャンボ、当たったら教えてください
私もトトロ風のたぬき探してみますからrun

投稿: vanilla | 2008年9月26日 (金) 08時54分

きなこさん

おはようございますrain
>MIHO美術館も行ってみたい・・・
えっ!そんな美術館できたのですか?
陶芸村の中かな?
じつはこの日、午後から出かけたので信楽で過ごす時間があまりなかったのです
今度行く時立ち寄ってみますね
いい情報をありがと!

帰りは、遅くなったので新名神通りました~happy01

投稿: vanilla | 2008年9月26日 (金) 09時22分

hiroさん

おはようございますrain

私が住んでいるところも決して都会ではありませんが、
でも、こういう田舎の風景を見ると癒される気がします

ミニチュアサイズのタヌキさん、あると思いますよ
いろんなサイズのいろんな格好をしたたぬきがいっぱい並んでいましたから・・・notes
お孫さんがもう少し大きくなられたら喜ばれると思います
我が家も子供たちが小さい頃連れていったら、たくさんのたぬきに大喜びしていました
信楽焼きの体験もできて、その時に造った家族それぞれの作品(?)は今も大切に飾ってあります

信楽焼きは確かに土っぽさが魅力ですね
普段使いの食器にはちょっと重いような気がしますが・・・
機会があれば是非たぬきに逢いにいらしてくださいねbullettrain

投稿: vanilla | 2008年9月26日 (金) 09時23分

夢見る夢子さん

おはようございますrain
すごいたぬきの数でした
こんな店があちこちにあるんですよ!

お値段は結構していました・・・w(゚o゚)wタカイ!

いつも写真見に来てくださってありがとうhappy01

投稿: vanilla | 2008年9月26日 (金) 09時29分

カバディーさん

おはようございますrain
>行けども行けども信楽焼きのお店が並んでた
そんなんですよね
お店めぐりをしても、どこもたぬき、狸、タヌキ・・・ですねhappy01
いつ頃いらしたのかわかりませんが、最近は陶芸村や美術館もあってちょっと近代的な場所もありますよ

つがいの狸さんは今もお元気ですか?

そう三重県は、滋賀にも奈良にも和歌山、愛知、岐阜にくっついていますよ^^

投稿: vanilla | 2008年9月26日 (金) 09時36分

おはようございます。
関東は昨夜から一気に秋になりました。少し寒いぐらいです。
群馬県館林市に分福茶釜のモデルとなった茂林寺があり、境内にタヌキさんの像が沢山立っています。みんな表情が豊かです。

投稿: シゲ | 2008年9月27日 (土) 09時16分

御挨拶を忘れてしまいました。
今後ともよろしくお願いいたします!

投稿: シゲ | 2008年9月27日 (土) 09時18分

シゲさん

いらしていただきありがとうございますm(__)m
こちらも、朝晩はちょっと肌寒いくらいになりました
昨日はコスモスを見に行きましたが、空気も澄んで気持ちのいい日でした
茂林寺、ネットで調べてみましたが楽しそうですね
一度訪れてみたいですshoe

こちらこそ、これからよろしくお願いしますhappy01

投稿: vanilla | 2008年9月28日 (日) 12時46分

以前に若い人に日本は瑞穂の国・・・と話し始めたら、
ええ~瑞穂って何ですか?と言われてしまい、とても悲しい思いをしたのを昨日のように思い出しました。
たぬきもきつねも昔話には良く出てきます、瑞穂の国日本では、ユーモラスで時にちょっといたずらなものとして馴染みの深い動物たちですよね。
日本人に欠かせないこれらの動物、今じゃ政界に蔓延ってますよね、現世はきつねとたぬきの化かしあい政治が現実だ。
現世の政治家さん達には化かしあいの政じゃなくって本当に日本の国土を考えた政をお願いしたいものです、農地の激減、農業の高齢化じゃわたしたちの食料はどうなるのでしょう。
瑞穂の国の秋には頭を垂れた稲穂がたくさん実っています、政治家さん達、取れた稲穂を見ながらもう一度自分の姿を見つめ直してみてはいかがですか。

いいえ、自分は狸だから狐だからなんて言わないでくださいよ、
国会にはたぬきもきつねも要りません。

投稿: ヒロぴょん | 2008年9月28日 (日) 20時27分

ヒロぴょんさん

こんにちは~note

瑞穂の国、綺麗な響きですね
私もこんな言葉があったのを忘れていました
ずっと残していきたい言葉ですよね・・・

>現世はきつねとたぬきの化かしあい政治が現実だ。
本当にその通りです
きつねもたぬきも昔話の中で、いたずらしたりだましたりでよく嫌われ者として登場しますが、何か愛嬌があったり、どこかぬけていたりで、憎めない存在として描かれていて、読んでる方も可笑しくて笑ってしまったりしますが
きつねとたぬきの化かしあい政治は見ていて腹立たしいだけですね・・・

>政治家さん達、取れた稲穂を見ながらもう一度自分の姿を見つめ直してみてはいかがですか。
う~ん。ヒロぴょんさんに拍手ですhappy01パチパチパチ

投稿: vanilla | 2008年9月29日 (月) 16時05分

初めまして。
僕も何度か信楽に行ったことがありますが、本当にタヌキだらけで、通るだけで何だか気持ちが明るくなります。
それにしても、やはり稲穂の輝く日本の村は、世界一の秋の風景ですね。・・・などという僕も、中学生頃までは、「瑞穂」は女の子の名前だと思っていたような気がしますが。

投稿: 朝霧 圭太 | 2008年10月 2日 (木) 11時23分

朝霧 圭太 さん

いらしていただきありがとうございますhappy01
信楽は本当に「たぬきの里」というイメージですね
特に秋に訪れると、コスモスやススキがいっそう「たぬきの里」の雰囲気を演出してくれます

>やはり稲穂の輝く日本の村は、世界一の秋の風景ですね。
日本人の心の故郷のような風景
いつまでも残していかなければならない風景ですねriceball

投稿: vanilla | 2008年10月 3日 (金) 10時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 名月 | トップページ | 秋の花々 »