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2008年10月

2008年10月27日 (月)

白川郷・・・世界遺産を訪ねて

10月もいよいよ最後の週を迎えました
秋は行楽のシーズンです
どこかに出かけたくて、ソワソワしてしまいます
そこで、以前からどうしても行ってみたかった 世界遺産 白川郷へ出かけました
今年、東海北陸道が全線開通して、白川郷も近くなりました

東名阪を経て、東海北陸道へ入りました
久しぶりの東海北陸道です
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途中、車線規制で少し渋滞があったものの、わりとスムーズに車を走らせることができました 愛知県では今がちょうど稲の刈入れのシーズンでした 道中木々が色づきはじめていました ところが「ひるがの高原」サービスエリアに近づいたあたりから風景が一変しました 右の山も左の山も全山紅葉、しかも先週出かけた奈良 大台ヶ原の黄葉よりも紅く色づいた木々が多く見事な紅葉の景色でした それもそのはずです、このあたりは高速道としては日本一高い標高1085mほどの地点に架けられているそうで、まさに紅葉ハイウェイでした
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ずっと続く紅葉を楽しみながらうきうきと走らせましたが、トンネルの多いこと-トンネルを抜けるとまたトンネルの繰り返しでした 中でも「飛騨トンネル」はなんと全長約11kmの長いトンネルでした
そのトンネルを抜けてようやく白川郷のインターチェンジで降りました 降りてすぐに「道の駅 白川郷」に立ち寄りました そこにはかつて話題になった「太平洋と日本海を桜で結ぼう」がキャッチフレーズの桜の木が植わっていました 
そういえば白川郷の手前にある荘川は「荘川桜」で有名なところでしたね
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白川郷は世界遺産として有名な観光地なので、混雑は覚悟していましたがやはりたくさんの人でにぎわっていました 駐車場には観光バスが何十台と停まっており、車も満車状態でした 臨時駐車場にスペースを見つけて車を停めました
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駐車場から少し歩くとお目当ての萱葺き屋根が見えてきました 
最初の萱葺き屋根の家は「元気な野菜館」でした 早速中に入ってみると黒米やズッキーニなどが並んでいました 
食事もできるようになっており、メニューを見ると野菜カレーがなんと350円でした 観光地らしからぬその値段にびっくりしました お腹も空いていたのでその野菜カレーを注文しました 
このお店はおばあさんたちがきりもりしているお店らしく、笑顔の素敵なおばあさんがカレーを運んできてくれました カレーは五穀米のご飯に野菜たっぷりのカレーがかけてあり、味もよくおいしくいただきました
「野菜館」のすぐ前が「白川郷観光協会」の館で、白川郷マップが置いてくれてありました 
さていよいよ合掌造りの集落へ向かいました 
ところが駐車場辺りの公園と集落との間にきれいな川が流れており、その川に「であい橋」という吊り橋がかかっていました 高所恐怖症の私は吊り橋が大の苦手です
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下を見ないようにしながら(そんなに高い橋ではないのですが・・・)、それでも足がガクガク震えながら渡りました 吊り橋を渡ると萱葺き屋根の秋葉神社があり、そこが集落の入り口でした 

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大小さまざまな合掌造りの家が建ち並ぶ道をゆっくりと散策しました 珍しい家の造りなのになぜか懐かしく温かい感じをうけました 「明善寺」は寺ながらやはり本堂から鐘つき堂まで萱葺きでした 
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集落最大の家「長瀬家」の造りは一見平屋なのに五階建ての家でした 家の中で養蚕を営んでいたようです 
ある民家では縁側に唐辛子が色鮮やかに吊るされており、その横でころころした犬がまるで留守番でもしているようにチョコンと坐りこんでいました また集落の外れにある銀杏の木は鮮やかに黄葉していました
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集落から坂道を登っていくと、荻町城の城址がありそこは展望台になっていました この展望台からは白川郷の集落が一望できて、これも素敵な風景でした 曇り空だけが残念でしたが、なんともほのぼのとした温かな白川郷でした
日本の原風景に出会えた今回の日帰りの旅でした

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2008年10月20日 (月)

大台ケ原・・・紅葉と立枯れ木を求めて

10月も下旬に入りました 
出雲大社に集まった日本各地の神々もそろそろ帰り支度を始めているころでしょうか(笑) 
秋晴れの淡く高い空が広がり、気持ちのいい日が続きます
北海道や東北地方からは少し前から紅葉の便りが聞かれます 
私の家の近くの公園の木々も紅葉の身支度を始めました 
私の住む地域ではまだ紅葉が見ごろになっているところはないし、紅葉までもう少し待たなくてはと思っていました
ところが、雑誌の「紅葉特集」で奈良県の「大台ヶ原」は10月の中旬頃から紅葉が見ごろだと載っていました 奈良県なら日帰りで行ってこれるだろうと思い立ち、一足早い紅葉を楽しもうと大台ヶ原へ出かけることにしました 

国道25号(かつては西名阪高速道として有料でしたが、今は国道となり無料なのでとても重宝な道路です)を西走し、針インターチェンジで降りてひたすら南下していきました
奈良県は南方でいくと「吉野の千本桜」を見に行ったことがありますが、大台ケ原はさらに南のほうにあります

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途中、宇陀市で「道の駅 大宇陀」というところで休憩をとりました 近くに「阿騎野 人麻呂の地」「かぎろひの丘 万葉公園」という史跡があるようで、この地が万葉歌人 柿本人麻呂の名歌

  東の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月傾ぶきぬ

が詠まれたところなのかと、さすがに奈良の歴史的な風土にあらためて感心しました
そこからさらに車を走らせ、ようやく大台ヶ原ドライブウェイ(無料)に入りました 
ドライブウェイに入ってからもしばらくは紅葉している気配もなくやはり中部地方ではまだ紅葉には早すぎるのかなと期待も薄れながら、山道を上っていきました
そうすると少しずつ色づき始めた木々が見られるようになってきました

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そして見晴らしのよい駐車場に車を停めて大台ケ原の高い山のほうを見ると、紅葉というよりは黄葉がもう真っ盛りと言っていいほどでした 
ところどころに紅く色づいた木も点在しており、なんとも美しい山の黄葉の景色でした 
しかも行き交う車の量も少なくて、これは超目玉スポットにやってきたかも とニコリとなりました 途中何度も車を停めては黄葉・紅葉にシャッターをきりました

ところが、終点の大台ヶ原ビジターセンターに近づくにつれて道の両側にまで車が駐車してあり、対向車との行き交いもできないくらいの混雑になってきました ビジターセンターにようやく着いたものの、もちろん駐車場は満杯でした やはり超目玉スポットではなくて超人気スポットの地でした しばらく待ってなんとか駐車できました

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大台ヶ原は「吉野熊野国定公園」内にあり、年間の雨量が4000mmもあることで有名です 
標高1695mの日出ヶ岳を最高峰として1400~1600mの標高に起伏のある台地が広がっています また大台ヶ原は初級者コース、中級者コース、上級者コースと多彩な登山コースが設けられており、ここへはその登山を楽しみにして訪れるようで、みなさん早い時間帯から到着していたのですね 
大台ヶ原のシンボルとも言える立枯れ木が見られる正木ヶ原も2時間半ほどの登山コースの途中にあるということでした 
残念ながらそのコースを歩く時間の余裕も準備もしてなかったので今回は諦めざるをえませんでした(前もって下調べをしておかなければいけませんね)
駐車場からは遠く山あいにその立枯れ木の林立が見えていました

私は最もショートコースの「苔道」を散策しました わずか30分程の散歩コースでしたが、樹下にミヤコザサがずっと広がっており、木洩れ日に映える黄葉・紅葉、苔むした倒木、など目を充分に楽しませてくれました

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下調べ、準備不足に悔いがありましたが、一足早い紅葉を満喫した小旅行でした 
大台が原はもう一度ぜひ訪れて登山(初級者コースですが)に挑戦してみたいと思わせる地でした

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2008年10月14日 (火)

風は森の友達

秋本番を迎えています
ある高原で薄ヶ原が広がっていると聞いて、その高原まで足を延ばしました
道行く風景はススキ、コスモスなど秋の風景が続いていました
高原に着いたものの、あちこちにススキの群生が見られましたが、薄ヶ原と呼ぶほど、見渡すかぎりのススキは見つけることができませんでした
この高原は風力発電基地として有名なところです 20基以上ある風力発電機の羽根がゆったりと回っていました

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さすがに、これだけの風力発電機が回っている姿は壮観でした
この真っ白い大きな3枚はねの風力発電機は人工のものなのに、高原の周りの風景とよく溶け合っていました
ここに来ると私の好きなアニメ「風の谷のナウシカ」の故郷「風の谷」のことが思い浮かんできます 「風の谷」も風が吹き渡り風車がたくさん回っていました 
そんなのどかで平和な風景が重なって見えてきます
そういえば高原の入り口にこんな気のきいた言葉が書かれていました 
「森は海の恋人 風は森の友だち」

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空を見上げるとこの辺りの上空が飛行機の航路になっているのでしょうか 短い時間に何機もの飛行機が秋空に飛行機雲で線を描いていました すっかり肌寒い高原でアニメ「風の谷のナウシカ」の雰囲気に浸ったひとときでした 



さて、翌日は私がカメラを手に夕焼けを撮りに行った河川敷で「バルーンフェスティバル」が開催されました 朝早く気球を膨らませ次から次へとカラフルな気球が秋空に飛び立っていきました これも人工の乗り物なのですが、風力発電機と同じように秋の自然にとてもうまく溶け込んでいました どちらも環境に優しいものだからでしょうか 自然と人工の見事な調和でした 
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2008年10月 6日 (月)

秋は夕暮れ

10月になりました
10月は旧暦の異名で「神無月」ですね
昔の各月の呼称は意味があってそれぞれおもしろいのですが、その中でも「神無月」は特に興味を引く名前です
中学生の頃、古典の時間に異名を学習した時他の月名は忘れましたが、10月の「神無月」だけは変わっていて覚えてしまいました
秋の実りや収穫が終わり、日本中の神様が出雲神社に集まっていなくなることからつけられたそうです
ちなみに、神様たちが集まる出雲神社のある鳥取県ではなんと「神在月」と呼ぶのだそうです なんとも理にかなっていますよね


さて、私は夕焼けの風景がどの季節でも好きです
でも、秋の夕焼けはなんとも季節に似合っているように思います
清少納言の「枕草子」の序段はあまりにも有名ですが、その秋の段はこうでした


秋は夕暮れ 夕日のさして 山の端 いと近うなりたるに からすのねどころへゆくとて  
三つ四つ 二つ三つなど とびいそぐさへ あはれなり



私たち日本人が思い描く秋の夕暮れ時そのままを描写しています
というより、清少納言の時代からの感性が時代時代と受け継がれて、私たちの脳裏というか血に染み込んでしまっているのでしょうね
一日の終わりを象徴する夕焼けと冬を控えた秋という季節がうまく重なりあうからでしょうか、なんとなく懐かしくそして寂しさをともなった感覚がなんともいえません
カメラに凝ってしまった今年は、絶好の夕焼けスポットがないか夕暮れ前にあちこちと行ってみました 
鳥たちが羽を休めている川の河川敷や堤防、ローカル線の線路が延びている丘など、どれも夕焼けをますます映えさせてくれました
その風景をうまくカメラにおさめることができない自分のカメラ技術がもどかしくなります

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夕焼けを表現した詩もたくさんありますが、秋の夕暮れ時の寂しさが滲んでいるものが多いようです
そんな中でも、こんなとらえかたができるのかという まどみちおさんの「ユウヤケ」を紹介します

ユウヤケ             
                 まどみちお

クライ ヨル ガ
スグ クル カラ、

ソレマデ カザッテ
アゲマショウ。

ヤサシイ ソラ ノ
カミサマ ガ、

ヒャク セン マン ノ
バラ ノ ハナ、

ニシ ノ オソラ ニ 
クダサッタ――。



人生の秋とも言いますね
私ももう人生の秋にさしかかった年齢なんでしょうね
そう思うとますます「秋の夕焼け」に想いが募ります

 

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