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2009年2月23日 (月)

新薬師寺

「ベンジャミン・バトン」の映画と「初雪」について書いてしまったので、「新薬師寺」行のブログ遅れてしまいました 

さて室生寺の静かな佇まいと十二神将を堪能して、次は新薬師寺に向かいました 
「新薬師寺」は「薬師寺」と比べると知名度もやや低く、私も名前は知っていましたがそれほど興味のある寺ではありませんでした 
ところが昨年の10月頃だったでしょうか、新薬師寺の当時の金堂跡が見つかりました 
それが東大寺に匹敵するほどの規模であったというので、新聞で大々的に報道されました その時に新薬師寺に日本最古最大の十二神将が祀られているということを知りました 
十二神将が好きな私は、その時から一度訪ねてみようと思っていました

室生寺からもう一度同じ道を針インターまで戻り、また西名阪国道にのって天理インターまで行きました 
今度は「奥へ奥へ」ではなく、平城京の「中心へ中心へ」です
案内板にしたがって進んでいくと道は細くなる一方、とても対抗できないような道を抜けて駐車場に着きました 
拝観料600円をおさめて重文の南門をくぐり中に入りました

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建立当時は南都十大寺の一つに数えられ、七堂伽藍が並んで僧1千人という規模を誇っていたそうですが、今は本当に小さな境内となっていました 
「新薬師寺」の「新」は新しいという意味ではなく「霊験あらたかな」という意味だそうで、歴史的にも奈良時代建立の古い寺です
本堂に入るとご本尊の「薬師如来坐像」を中央に十二神将がぐるりと外向きに囲んで安置されていました 
「薬師如来坐像」は2m近い大きさでしたが一木造だそうです 
眼が大きく切れ長で印象的でした 
お目当ての十二神将(←クリックしてみてくださいね)は最古最大というだけあって、等身大の姿に怒りを、顔はもちろんのこと全身で表現している姿は迫力があるというより畏怖の感さえありました 
木製ではなく土で造られた塑像だからでしょうか、重量感もたっぷりでした 
ここは十二神将が円陣に置かれているため、後姿も眺めることができました 
私はその後姿の逞しい肉感にとても魅かれました 
当然ながら撮影禁止なのですが、後姿から撮ってみたいという気持ちが抑えられないほどでした 
十二神将の中でも「伐折羅(バサラ)」像は特に有名で、500円切手にも使用されていますし「新薬師寺」のパンフの表紙も「伐折羅(バサラ)」の写真でした
お堂の片隅にテレビが置いてあり、十二神将の造立当時の彩色を甦らせる研究の様子をビデオで放映していました 
思わず引きこまれて見ていました 
わずかに残った模様や色から現代の技術を駆使して再現しようとする研究でした 
そして甦った「伐折羅(バサラ)」の当時の彩色を施した像は(もちろん、CGですが)なんとも極彩色のおどろおどろしい「伐折羅(バサラ)」でした 
息を呑むような姿でした 
昔の人がこの像を前にしたらまさにひれ伏すであろうさえ思えました 
室生寺の小ぶりながらも躍動感あふれた十二神将、新薬師寺の威厳と迫力に満ちた最古最大の十二神将、私はますます十二神将が大好きになりました

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新薬師寺を出ると、「五色椿 白豪寺」の案内がありました 受付の方に尋ねると3月下旬頃からが見頃だそうです 
「閻魔様もおいでになりますよ」との話でした 
奈良はまだまだ見所いっぱいのようです 
さすが奥が深いですね 
今度は春の奈良をぜひ訪れようと思っています

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奈良」カテゴリの記事

コメント

vanillaさん、こんにちは^@^
新薬師寺の十二神将はわが国、最古最大だそうですね。
土で作られているそうですので重量感もあり
近くで見たらそうとう怖い感じがするでしょうね。
中でもバサラ像が一番怖そうですね。
本尊の薬師如来様も見せていただきましたが
坐像で2メートルとはそうとう大きなお像ですね。
創建当時はとても大きなお寺だったようですが
これらのお像を見ると納得できるような気がします。
奈良にも良いお寺がたくさんあるのですね。
機会があったらぜひ行ってみたいです。

投稿: hiro | 2009年2月24日 (火) 13時17分

新薬師寺、名前だけで知っていて・・・・
新しいから・・・なんて思っていました。

切手も多少集めていて500円切手の絵がバサラ像だったのですね。
いろいろと勉強になります。
十二神将、どれも迫力ある像ですね。

最後の風景はのどかで伸びやかな奈良・・・
奈良は何度でも歩いてみたい所ですね。
またのご紹介を楽しみに・・・・

投稿: shibata | 2009年2月24日 (火) 20時01分

cancer
バサラ(婆娑羅)と云えば、すぐに思い出すのが太平記にも出てくる
佐々木道誉や高 師直は有名ですね。
なにしろ異様な出で立ちで、乱暴な振る舞いを意図して行う、悪党が見栄を張り
金のブレスやネックレスを着飾るのに似ています。
まぁ力を誇示する小心者と云えるのかも知れないですね。

その点、十二神将のバサラ(伐折羅)とは似て非なるもののようです。
しかし、日々戦いの中に身を置く佐々木道誉や高 師直はバサラ(伐折羅)に
憧れてバサラ(伐折羅)のように強くなりたいと思ったのでしょうね。
太平記を読むと確かに二人とも戦いの達人だったようです。

投稿: 月の浜辺 | 2009年2月24日 (火) 21時21分

こんばんは。
奈良は一昨年行ったぐらいで最近は行っていません。行ってみたいところです。ゆっくりと回れると面白いでしょうね!

投稿: シゲ | 2009年2月25日 (水) 19時04分

hiroさん

おはようございます(o^-^o)
お返事遅くなり、申し訳ありません
新薬師寺は本当に規模の小さなお寺で、この本堂以外見学できるところもありませんでした
でも、本堂に入ってみたら、円陣に置かれている十二神将が目に飛び込んできて、その力強さに圧倒されました
バサラ像は、確かに迫力がありました
造られた頃の極彩色のバサラ像は当時の人々にどのように映っていあたのかなぁ~とCGで蘇った
バサラ像の今にも動き出しそうな姿を見て思ったりしました
hiroさん、いつか是非奈良を訪ねてらしてくださいねshoe

投稿: vanilla | 2009年2月27日 (金) 08時16分

shibataさん

おはようございます(o^-^o)
お返事遅くなってごめんなさい

新薬師寺と書かれていなければ、数あるお寺の一つとして通り過ぎてしまうような佇まいでした
でも、奈良らしい落ち着きと歴史を感じさせてくれる外観でした
十二神将は後姿が本当に素敵なのですよ
後姿を見られること自体珍しいことで、それだけでも興味を持って見られるのですが、とにかくかっこいいのです!
写真に写してshibataさんに見ていただきたかったですよ!

>最後の風景はのどかで伸びやかな奈良・・・
そうなんです
伸びやかな奈良・・・上手い表現ですね・・・
奈良を訪ねると、いつもこんな風景に心が癒されますheart

投稿: vanilla | 2009年2月27日 (金) 08時32分

月の浜辺さん

おはようございます(o^-^o)
お返事遅くなり、申し訳ありません

バサラ(婆娑羅)とバサラ(伐折羅)
太平記、読んでいない私にはちょっと難しいお話ですが、太平記にバサラ(伐折羅)を真似たバサラ(婆娑羅)が登場するのですね^^

また一つ勉強させていただきました
ありがとうございますm(_ _)m

投稿: vanilla | 2009年2月27日 (金) 08時38分

シゲさん

おはようございます(o^-^o)
お返事遅くなり、申し訳ありません

>ゆっくりと回れると面白いでしょうね!
京都もですが、奈良も見所がいっぱいです
是非ゆっくり回られて、お寺や風景を素敵な写真に残してくださいcamera

投稿: vanilla | 2009年2月27日 (金) 08時43分

こんばんは!

このブログ、一気に読まさせていただきました。
私の知らない事ばかり・・・
「新」の意味、十二神将のバサラ(伐折羅)、
見識豊富ですね!改めて感服しました。

私は、薄学故、難しいコメントはできませんが、
文章から感じる迫力!
きっと、実物は言葉に尽くせない圧倒する迫力があるのでしょうね。

奈良の都の田は未だ枯れてますね。
もう暫くすると、春の息吹が聞こえてきますね。

投稿: べあ坊 | 2009年2月27日 (金) 20時41分

べあ坊さん

こんばんは(o^-^o)
>見識豊富ですね!改めて感服しました。
いえいえ。だた訪ねたお寺を調べてみただけなのですよ
最古最大の十二神将は本当に迫力があり、そしてその姿はみなとても魅力的でしたよ

奈良の田んぼも三重の田んぼもまだ冬枯れの茶色です
でも、ところどころに緑色が見られるようになって来ました
春はもうすぐ、田んぼにもおたまじゃくしの姿が見られるようになりますねnote

投稿: vanilla | 2009年2月27日 (金) 21時18分

極彩色のバサラもいいけど、今の色あせたバサラもステキ。
僕も新薬師寺が大好きになりました!

投稿: Ken | 2009年9月 5日 (土) 10時55分

Kenさん
コメントありがとうございます
お返事がこんなに遅くなってしまってすみませんm(_ _)m
>今の色あせたバサラもステキ。
そうですね・・・歴史の重みが感じられて
私も好きですnotes

投稿: vanilla | 2009年9月15日 (火) 16時33分

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