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2009年3月11日 (水)

東大寺のお水取り

東大寺の二月堂で行われている「お水取り」を観に行ってきました
この時期になると、「東大寺のお水取り」は春を呼ぶ風物詩として新聞やテレビなどで必ずといっていいほど報道される有名な行事です 
以前から行ってみたいなぁ、でも人も車もいっぱいで駐車もままならないだろうと諦めていました 
そんな時、旅行のチラシを見ていたら「日帰りの旅 月ヶ瀬の梅林と東大寺のお水取り」の企画を見つけて、これだ!とばかりに申し込みました

さて当日、ゆっくりめの集合時間に合わせて家を出てバスに乗車 
人気のある企画なので満席でした 
まずは最初の目的地「月ヶ瀬」へ 
月ヶ瀬に近づいてきたら道の両脇がもう梅ノ木だらけ、さすが1万本の梅の里と言われるだけのことはありました
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月ヶ瀬に着いて、自由散策時間が2時間ほどあり、ゆっくりと梅を楽しめるゆとりある時間設定でのんびりやの私にはぴったりでした 
坂道には土産物の店屋さんが何軒もあり、名産の大和茶や梅の加工品、盆梅などを眺めたり、試食したりしながら上っていきました 
道沿いや民家の庭にも梅が白、ピンク、紅、黄と色とりどりに咲き目を楽しませてくれました 
「展望台」に行くと高台から山なみや五月川が見え、斜面に梅林が広がり霞のようになっていました 
その上に「月ヶ瀬梅の発祥の地 真福寺」があり、ここでカメラのシャッターをたくさんきりました
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1ヶ所に集中して咲いているというより、月ヶ瀬一帯が梅の里という感じでした
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梅の甘い香り漂う「月ヶ瀬」をあとにして、本命の「東大寺」へ向かいました 

夕飯をとる店の駐車場にバスを停めて、案内の方に付いてそこから「二月堂」への行きかたを確認しました 
東大寺の南大門をくぐらずに裏手から直接「二月堂」へ行く道でした 
このお水取りの時期だから無料入場させているのか、この裏手から行くと拝観料も納めないのでちょっとびっくり 
お水取りの観客のためか二月堂の舞台の下や登り階段のところは竹垣が張りめぐらせてありました
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舞台の下は4時半というのにもう場所取りをしている人がいました
案内の方の話によると「始まる(夜7時)頃は広場のほうまで人で埋まるよ」とのことで近くで観るのは難しいだろうなぁと少し不安になりました
始まる前に二月堂でお参りをすませ、夜 松明が通る舞台から大仏殿や奈良の町を見下ろしました
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階段脇には夜には火が点けられる巨大松明が並べてあり、期待感がふくらみました 
一度店に戻って夕飯をいただきました 
5時半、大仏様を拝みに行っていたら場所がとれないと思ってさっそく二月堂に戻りました 
ラッキーなことにまだ舞台下の芝生の一角が空いていて新聞紙を敷いて場所取りをしました
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長い待ち時間でしたが、隣の方が岩手県からみえたという方で「一度は拝見したかったから」などという話をしているうちに時間がせまってきました 
観客はずっと後方の広場の奥まで埋め尽くされていました

「お水取り」で全国的に知られるこの行事は「修二会(しゅにえ)」といい、さらに正式には「十一面悔過(けか)法」と呼ばれるものです 
選ばれた十一人の練行衆がすべての人々の罪障を代わって懺悔し、人々の幸福を観音様に願う行を行うものです 
東大寺の高僧、実忠が752年に始めたもので、それ以来一度も欠くことなく行われ今年は千二百五十八回目にあたるのだそうです 
前行からはじまり本行まで20日以上かかる行事で、クライマックスである3月12日夜半に二月堂横の若狭井から香水を汲み観音様にお供えすることから「お水取り」という愛称で親しまれています

さあ午後7時、周りの灯りが一斉に消えました 
一瞬緊張が走ります 
北の階段に火を点けた松明が上がっていくのが見えます 
「おおっ」という喚声が観客から起きます 
そして一本目の巨大な松明が二月堂の舞台の欄干に外向きに置かれます 
燃えたぎる火の粉が飛び散ります 欄干にそって松明がぐるぐる回されながら移動していきます 火の粉が爆ぜながら動く様子は神秘的というか荘厳な感じでした
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それが十本目の松明まで次々と続いていきました 
「お水取り」の写真は長い時間露出時間をとって火の粉が光の筋になっているものをよく見ましたから、私はてっきり松明を持った僧が廊下を走りまわるものだとばかり思っていましたが全く違った松明の使い方でした 

これが「東大寺のお水取り」なんだぁと心にくっきり刻んでおきました

最近、どうも京都よりも奈良の奥深さにはまっている私です

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奈良」カテゴリの記事

コメント

季節の風物詩ですよね、お水取り
私も一度、準備されてる所をみました
竹がたくさん、置いてありますよね
上にも上がりました、当日ではありませんからね
その時は、さだまさしさんが走られますと
言われてましたが。それっきり忘れてました
いつもながら、感謝happy01
寒かったでしょう

投稿: 夢見る夢子 | 2009年3月11日 (水) 18時55分

お水取り、でしたか!
いいですね~、お近くにお住いで。
私もたいまつを持った僧がぐるぐる回るのだと思っていました。
昔、私が子育て真っ最中に母と妹が出かけました。
私は参加できず涙を呑んだことを思い出しました。
ずいぶんと寒かったときいていました。
大丈夫でしたか?

私も奈良を歩きたい(歩いてまわりたい)と思っています。
山も一つ、登りたく・・・・

いつも興味深い関西の旅、ありがとうございます。

投稿: shibata | 2009年3月11日 (水) 20時49分

vanillaさん、こんばんは^@^
こちらでも東大寺のお水取りのバスツアーは
出ています。かねてから行きたいと思っていま
したが、なかなか行く機会がありませんでした。
東大寺の「修二会」に興味を持ったのは、弟の
名前が修二という名前からなのですが
こんなことで興味を持っては申し訳ないですね。
今日、vanillaさんのブログで拝見できて
とても嬉しいです。
いつかはぜひこの目で見てみたいと思いました。

投稿: hiro | 2009年3月11日 (水) 21時36分

こんばんは!

梅の花一杯の月ヶ瀬の里はさぞ、いい香りが漂っていたでしょうね!
高台からの景色はさぞ、絶景だったでしょうね!

東大寺のお水取りは一気に読ませていただきました。
さぞや圧巻だったと、伝わってきました。

宗教の行事は昔からずっと伝わってきていますね。
絶やすことはすぐですが、続けることは、関係者の皆さんの絶え間ない努力、信仰心、衆生済土の仏教思想、いろいろなものが合わさっていることと思います。

古都奈良・京都は日本の宝です。
改めてそう思いました。みんなで、守っていかなければなりませんね!!

投稿: | 2009年3月11日 (水) 22時14分

vanillaさん こんばんは (^o^)丿
私も お坊さんが走ってると思ってました。
不思議ですよね お水取りが過ぎないと 暖かくならない
のが。
月ヶ瀬の梅も きれいですね!
五月川を初めて見ました。山あって川流れて花咲いて
すてきな風景!!
時々立ち止まって ゆっくりがいいですね。

投稿: きなこ | 2009年3月11日 (水) 23時01分

夢見る夢子さん

おはようございますsun
東大寺のお水取りが終わると、やっと大和路にも春がくると言われていますね
今日12日はいよいよ本番
暖かな春の訪れになってほしいです

>さだまさしさんが走られますと
大きな松明を持たれたのでしょうか?
一人で持って階段を登るのは大変でしょうね
さだまさしさんも何度も練習されたのかしら?

夢子さん、この日は暖かな日でしたが、さすがに夜になると冷えました(。>0<。)

投稿: vanilla | 2009年3月12日 (木) 09時35分

shibataさん

おはようございますsun
奈良はお隣の県で、気軽に高速料金もいらずに行けるのに、今まで一回もお水取りを見たことがなかったなんて・・・若い頃はお寺にも季節の行事にもそれほど関心がなかったんだなぁ~と、あらためて思いました

奈良は京都と同じ盆地で冷え込みも厳しい土地でしょうが、この日は雨の予想だったのですが、朝から陽が射してきて、暖かな日になりました(私、晴れ女かも?^^)

私もshibataさんには京都よりも奈良を歩いていただきたいなって、いつも思うのですよ
きっと、私なんかよりずっとずっと多くのことを感じられるはずです(o^-^o)

投稿: vanilla | 2009年3月12日 (木) 09時42分

hiroさん

おはようございますsun
東大寺のお水取りのバスツアー、神奈川からならバスもありですよね
この日隣に座ってらした岩手からの旅行者の方は、仙台から飛行機でセントレアまで来て、そこからバスでいらっしゃったとおしゃってみえました
東大寺のお水取りはニュースでも流されますし、各地からいらっしゃってるのでしょうね
外国人の方もたくさん見かけました^^

>名前が修二という名前からなのですが
あは!面白いです~
弟さんの会みたいですね!^^
それは是非ともご覧にならなければ・・・(o^-^o)

投稿: vanilla | 2009年3月12日 (木) 09時51分

べあ坊さんかな?

おはようございますsun
>梅の花一杯の月ヶ瀬の里はさぞ、いい香りが漂っていたでしょうね!
はい。ほんとうにいい香りで里全体が包まれている、そんな雰囲気でした
暖かくて、コートがじゃまなくらいでしたよ
坂を登るのは大変でしたが、見晴台からの眺めた綺麗でした

東大寺のお水取りは、松明を持った人が走りぬけて行くと思い込んでいたのですが、そんな勇壮なイメージとは違って、厳かな雰囲気でした
まだまだ知らないお寺や行事、京都にも奈良にもいっぱです
また、紹介できたら、って思っています(o^-^o)

投稿: vanilla | 2009年3月12日 (木) 09時57分

きなこさん

おはようございますsun
>私も お坊さんが走ってると思ってました。
あは!きなこさんもそう思っていましたかぁ~
すごく大きな松明で、これにもびっくりでした
今日はお水取りの本番、これからだんだん春本番に近づいて行くのでしょうね

きなこさん、月ヶ瀬いらっしゃったことないのですか?
なかなかいいところですよ
梅は長い間咲いてるから、まだこの週末も間に合いますよ、いかがですか?

桜ももうすぐ、お花見に行きたいですね(o^-^o)

投稿: vanilla | 2009年3月12日 (木) 10時04分

>べあ坊さんかな?

はい、そうですが、何故、名前がでなかったのかな???

今朝の新聞に載っていましたよ!

また、いろいろと紹介して下さいね!!

投稿: べあ坊 | 2009年3月12日 (木) 18時31分

べあ坊さん

今日福岡で桜の開花発表があったそうですね!
いよいよ、桜の季節です

桜の奈良も紹介させていただきたいです(o^-^o)

投稿: vanilla | 2009年3月13日 (金) 16時54分

こんばんは。
2月堂のお水取りは若狭の神宮寺と関連がありました
ね。確か地下水が若狭の神宮寺とつながっているとか
とどこかで聴いた記憶があります。
月ヶ瀬の梅林は有名ですね!

投稿: シゲ | 2009年3月13日 (金) 20時55分

シゲさん

こんばんは
若狭の神宮寺では、毎年3月2日に、奈良東大寺二月堂まで香水を送る「お水送り」神事が行われるそうですね

月ヶ瀬の梅林、ご存知ですか?
やはり全国的に有名なのでしょうかね^^
この日は暖かい日でお花見日和でした(o^-^o)、

投稿: vanilla | 2009年3月13日 (金) 22時34分

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