京都

2009年8月25日 (火)

短い夏を飛び回るⅡ

長かった梅雨の償いをしてくれているかのようにいい天気が続いています 
朝夕の気配はもちろんのこと、まだまだ暑い昼間にもふっと秋のさわやかな風を感じますし、空もだんだんと高くなってきました 
私の地方の夏の終りの風物詩になった稲刈りも盛りです 
今年は日照時間が短かったので稲刈りもおくれるのかと思っていたら、なんのなんの早いところではお盆前に稲刈りが始まりました 
これには早い稲刈りに慣れている私もびっくりでした 

解散から40日という長い衆議院選挙戦も大詰め、30日にはいよいよ投票です 
マスコミの報道は民主党の圧倒的な有利を伝えています 
歴史的な選挙となるのでしょうか 
でも選挙が歴史的でも何の意味もありません 
問題は選挙後、政治のあり方が歴史的な意味を持ち日本の国が希望の持てる、信頼に足る政治が行われるよう祈っています

さて短かった夏、カメラを手に海を中心に飛び回っていました 
今回は海のない京都・奈良行の報告です
京都は夏ならどこがいいだろうと思案して、暑いので市街地の寺社はやめて山中の「鞍馬寺」にしました 
京都の街中を北進、大原へは右折の道もこの日はさらに北へ車を走らせました 
坂道を登り貴船神社と鞍馬寺の分かれ道を鞍馬寺のほうへ進みました
民間の駐車場に車を停めて、仁王門をくぐりました

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立派な山門でしたが明治時代の再建だそうです 
木の看板に「鞍馬弘教総本山・・・」と書かれており、元は天台宗のお寺でしたが昭和に入ってから「弘教」という宗派を立教して総本山となっているのがわかります
拝観料200円を納めて入っていきましたが、まさに入山という感じでした 
ここは寺内にケーブルを運行しておりすぐにケーブルの下駅がありました 
登山が苦手な私はケーブルに足が向きましたが、相方が下山にケーブルを使ったらいいから上りは有名な「九十九折り(つづらおり)」の参道を登らなくては意味がないというので徒歩で金堂をめざしました
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清少納言が「枕草子」の中でこの九十九折りのことを書き、牛若丸が夜にこの参道を通って修行に出かけたと伝わる由緒ある参道だそうです 
途中、「由岐神社」や「義経公供養塔」などありました

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いつもマイペースで行く私ですが、この九十九折りはたいへんでした
汗はだくだく足は痛んでくるし、もう泣きそう・・・ 
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最後に長い石段を登ってようやく「本堂金堂」に到着しました 
朱塗りの柱が鮮やかな堂々としたお堂でした 
本尊は「尊天」といい、あらゆるものの根源、宇宙エネルギーであり真理そのものなんだそうです 
そのへんが昭和に立教されたちょっと新しい教えの宗教という感じです 
金堂前の広場は同じく朱塗りの欄干で囲まれていましたが、そこから見えるのは山また山、本当に山中の寺でした 
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帰りはもちろんケーブルを利用して下山しました らくちん、らくちん
帰り道に貴船神社のほう道へ寄り道しました

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ここは道沿いに清流が流れており、川床料理の店が軒を連ねていました 
垣で覆われていましたが垣間見える川床は涼しげでした 
一度はきて食事をしてみたいところでした

日をおいて、奈良へも出かけました 
奈良はどこそこの寺社へ行くというのではなく、奈良公園で散策しようという目的でした 
興福寺の近くの駐車場に車を停めて、興福寺の周辺から歩き始めました 
この日もいいお天気で、公園内は盆地特有の蒸し暑さでむんむんしていました 
興福寺の五重塔も陽炎でゆらめいているようでした
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それでも、この暑さの中、奈良のシンボル鹿さんがたくさん出迎えてくれました 
鹿せんべいをねだって群がる鹿さんたちに外国の観光客たちは大喜びの様子でした 
さすがに他の鹿さんたちは暑さを逃れて日陰に群れて座りこんでいました

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この日は寺社内には入らないで、春日大社の参道を歩いたり東大寺の南大門の参道を歩いたりして、ゆっくりと(汗だくでしたが)時間を過ごしました 

暑い日差しのもとの京都・奈良行、カメラに興味のなかった頃には考えられなかった小旅行です 
短い夏の猛暑を肌で感じた京都・奈良でした 
吹き出す汗もまたいいものとちょっとやせ我慢で言ってみたりして・・・・・

さあ、日一日と秋の気配が残暑を覆っていくのでしょうね

サルスベリ                  まどみちお

幹をつたって昼が?
昼をつたって幹が?
空のむげんの静けさへと
這いのぼりつづけている

花びらに乗って昼が?
昼に乗って花びらが?
大地のむげんの静けさへと
舞いおりつづけている

この上り下りの たえまない
小さな駅に いま
はるかに近づいてくる白い帽子は
あれは秋の駅長さんだろうか

ひとり 立ち去っていこうとする
赤い帽子の夏の駅長さんに
あんなに きらきらと
交替の手をうちふりながら・・・

赤い帽子の夏の駅長さん、ご苦労さまでした 
今年の任務は少し短かったですか 
もう交替の白い帽子の秋の駅長さんの姿がかすかながら見えてきましたよ

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2009年5月11日 (月)

新緑の京都-三千院

5月に入り、GWの5連休も終わりました 

日本列島、1000円高速の渋滞列島となりましたね 
去年はGWにじっとしておれず京都広隆寺の弥勒菩薩に会いに行きました 
今年は高速道路の渋滞が予測されたので、GWに先がけてでかけました 
やはり行く先は京都にしました 
奈良巡りが多かったので、久しぶりの京都です 
目的地は大原の三千院、もちろん「恋に疲れた」からではありません(笑)、三千院のしっとりした苔の庭でゆっくり過ごそうと思ったからです

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新名神から見える山並みは新緑で若々しい命の息吹であふれていました 
ところどころに山藤の紫が点々と見えており、なんともすがすがしい風景でした 

京都東インターで降り山科を通って白川通りを北上しました 
途中で「銀閣寺」の案内を見つけました 
「銀閣寺」は学生時代に友人が百万遍に下宿していて遊びに行った時に連れていってもらったきりです 
時間もたっぷりあったので、ちょっと寄り道して「銀閣寺」に行くことにしました 
記憶の中の「銀閣寺」はとにかく「渋い」お寺で、それ以外は何も残っていませんでしたところが駐車場に車を停めて歩き出すと、しゃれたお土産もの屋さんや食べ物屋さんが並んでおり「えっ、こんなににぎやかな通りだったっけ!」とまず驚きました

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そして銀閣寺の受付に通じる道がきれいに刈ってある垣根(といっても、3mほどもある高い垣です)でこれもびっくり、「銀閣寺垣」と呼ばれてけっこう有名な垣根なんだそうです 

受付で拝観料500円をおさめて、入っていくと記憶の中の「銀閣寺」とは全く違いよく整備されたきれいな庭園をもつ立派なお寺でした 
「銀閣寺」は通称で正式には「東山慈照寺」というそうです

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残念なことに銀閣と呼ばれる観音殿は現在修復中で姿は見られたのですが、工事中の足場が組んであって見栄えはよくなかったです 
私の中の「渋い」という記憶は豪華絢爛の「金閣寺」と較べてあまりに地味だったからでしょうね 

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歴史上も銀箔を貼られることはなかったようですが、銀箔をはりめぐらしたらどんな外観を呈するのでしょうか
「哲学の道」も少し歩いてみました 

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ここもところどころおしゃれな店などがあり、今や哲学しながら歩く道の風情ではありませんでした

そして京都の郊外、大原へ向かいました 
前回訪れた時は「寂光院」にも寄ったので「三千院」までけっこう距離のあるところに駐車しましたが、今回は「三千院」だけなのですぐ近くの駐車場に停めて少し歩くだけで「三千院」に到着 
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大きくて威厳のある御殿門をくぐり、受付で700円の拝観料をおさめました 
まずは「客殿」の縁側に坐って聚碧園を眺めながらゆっくりしました 

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このゆっくり時間の流れる空間がとても好きです 
それから回廊を抜けると、この旅の目的「有清園」です 
まっすぐに伸びた杉木立とその下一面を苔で覆った庭園 
なんともいえない閑かさです

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空気も澄みきった感じがします 
いつまでもこの場所にいれそうな気がします
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苔原の一隅にアクセントのように童地蔵が寝転んだり、首を傾げて笑っていたりします 石楠花や紫陽花、紅葉が有名でその頃訪れるのもいいでしょうが、人の少ない時が閑静さを味わうのにはいいなとも思えます 

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気持ちのいい時間をたっぷりと過ごしてきました 
やはり歴史の奥深い奈良に対して上品で優美な京都です

帰路は京都市街へ戻らず、大原を抜けて琵琶湖畔に出ました

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近江八景の「堅田の落雁」で名高い堅田の浮御堂から琵琶湖を望んできました 
なかなかいい旅となりました 

その分、GWは遠出もせずおとなしくしていました

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2008年11月19日 (水)

高雄から化野(あだしの)へ―京都の秋2

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「高雄の紅葉」は噂どおりとてもみごとで、満足のいく景色でした 
「高雄―嵐山パークウェイ」に戻り嵯峨野の方面へ車を走らせました 
B2 B1 途中で展望台が何カ所かありましたが、中でも保津峡谷を見渡せる展望台は素晴らしい景色でした
 
A2 A1 A3 A4
この頃から天気も回復して青空が見え始めました 
保津川が遠くに見えていて、保津川下りで有名な舟の姿も見えていました 
また保津川に架かるトロッコ列車の緑色の鉄橋も見えていました 

もう7年くらい前に家族4人での京都の旅で、トロッコ列車に乗り亀岡まで行き、保津川下りで嵐山まで舟に乗っておりてきたことを思い出しました 
桜の季節にはまだ少し早い早春の旅でしたが、その日はとても暖かくて、保津川から見る景色を気持ちよく楽しめました
子供たちもトロッコ列車と舟下りが気に入ったようで、「おもしろかった~」と楽しそうに言っていたのが懐かしく思い出されました

パークウェイの終点ゲートを出ると、すぐに「化野(あだしの)の念仏寺」の案内が目につきました 
ここは予定していなかったのですが、以前立ち寄ったときはまだカメラに興味を持っていなかった時なので、今回あの無数の石仏・石塔をカメラにおさめてみようと訪れることにしました

C3 C7 C10 C11 C5 C12 永い年月の中、無縁仏と化した石仏・石塔は8000対以上にのぼるそうで、「さいの河原」と呼ばれているようになんとも無常観を漂わせていました 
紅葉とは無関係の竹林の道もこの寺にとても似つかわしいように思われました

「化野(あだしの)の念仏寺」を出て、しばらく嵯峨野を散策しました 嵯峨野らしい小さなしゃれた店が並んでいました
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その中に「まゆ村」というお店があり、蚕の繭殻を使ってかわいい動物などを創り売っていました 
それらの中のお地蔵さんを形作ったものが愛らしくてついつい買ってしまいました

嵯峨野散策も終え、今回の小旅行も終わりのはずでした 
ここまで来たのだから渡月橋を車の中からでもいいから眺めていこうと嵐山に向かったのは大失敗でした 
T_p1000988 T_p1000995 嵐山につながる道は大渋滞、車道にあふれんばかりの観光客でにぎわっていました 
おかげでずいぶんと時間をロスしてしまいました


燃えるような紅葉と無常観漂う念仏寺、趣の全く違う景色を味わった京都でした

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2008年11月17日 (月)

高雄の紅葉―京都の秋1

11月もちょうど半ばを過ぎました 
街の木々も紅に黄に染まり、落ち葉も舞い落ちるようになってきました 
秋も終盤を迎えています

さて今週末もまた、好天に恵まれず曇り空・・・小雨もぱらついていましたが、 天気予報の「曇りのち時々晴れ」を信じて京都へ出かけることにしました 
久しぶりの大好きな京都です 
今回はもみじの名所である「高雄」を訪ねることにしました 
京都の郊外では「大原」「嵯峨野」「鞍馬」には行ったことがありますが、「高雄」は初めての地です
新名神高速に入ると、すぐに「霧 走行注意」の案内が表示されていました
T__039_3 T__035_3 確かに、走っていくと鈴鹿山系は濃い霧につつまれており、遠景は水墨画のように神秘的な風景でモノクロームの世界からのスタートとなりました
京都の市街地に入り、周山街道(国道162号)を北へ北へと上りました 
お目当ては高雄山 神護寺です 
周山街道の途中で「高雄―嵐山パークウェイ」の高雄ゲートがあり、そこからパークウェイに入りました 
入り口のゲートをくぐるとすぐに大駐車場があり、そこに車を停めました 
駐車場にももみじの木が植わっており、その木々ももう真っ赤に紅葉していました 
これなら神護寺の方はもっとすごいのだろうとワクワクしてきました
駐車場からは、まず下り坂になっていて、坂道沿いにライトが設置され夜間はライトアップの中、紅葉を楽しめるようになっているのがわかりました 
どんどん下り坂を降りていくと澄んだ清滝川があり、そこに朱塗りの高雄橋が架かっていました
T__073_3 T__077_3 高雄橋を渡ると神護寺の入り口でした 
寺の門も見えないほど長く長く登りの石段が続いていました 
いつものようにゆっくりと辺りの風景をカメラにおさめながら登っていきました 
長い登り坂なので道の所々に「休み処」があり、それらの店も風情があっていい感じでした
Ok80_3 T__088_3 T__104_3 T__111_4 店先でもみじを油であげた「もみじの天ぷら」なども売っていて驚きました 
もみじをていねいに洗い、塩漬けにしたものを揚げているのだそうです 
長い坂道でしたが道沿いはもみじがたくさんあり、紅の葉・黄葉・橙色の葉などさまざまな色づきをしていて紅葉のグラデーションが素敵でした
そしてようやく楼門にたどりつきました
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古くて立派な楼門で門前のもみじととてもマッチしていました 
ここで拝観料500円を納めて境内に入っていきました 
「神護寺」は平安京遷都に尽力した和気清麿が建てたものとされています 
最澄を招いて講義がなされたり、空海が入山し14年間ほど住持していた歴史的なお寺ですご本尊が祀られている金堂はさらに石段を登ったところにありました
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T__140 T__136_4 金堂は昭和9年に再建されたもので歴史的には新しいお堂ですが、本尊である木像の薬師如来立像は平安時代の作で国宝でした 
他にも重文の日光・月光菩薩像や四天王・十二神将の像などが祀られていました 
金堂から西の方へ下っていくと地蔵院があり、ここでは眼下に錦雲峡を望むことができ、厄除けに「かわらけ投げ」が有名で、私も一組二枚のかわらけ(素焼きの小皿のようなもの)を頂戴して谷あいに向かって投げました
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風にのるとけっこう遠くまで飛ぶのだそうですが、私の投げたかわらけはすぐに失速して近くに落ちていきました (厄除けになったのでしょうかね 笑) 
神護寺で最も古いお堂は空海が住していたとされる大師堂ですが、ここはやはり風格もあり、落ち着いた佇まいでした
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とにかく境内はもみじが多く、紅葉真っ盛り「高雄の紅葉」として名を馳せているのがよくわかりました
Ok22_2 Ok77_2 Ok99_2 Ok88_2 そんな紅葉を眼と心に焼き付けて、神護寺をあとにしました

そのあと、「高雄―嵐山パークウェイ」を走り、嵯峨野に向かったのですが、それはまた続きとしておきます
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2008年5月 9日 (金)

弥勒菩薩に会いたくて・・・

今年のゴールデン・ウィークはガソリン代も上がったことだし、家でゆっくり過ごそうと決めていました
5月3日からの4連休、洗濯したり、花の手入れをしたりしながらのんびりと過ごしていました
でも、3日目になると私の中のおでかけ虫がもぞもぞして、このまま今年のゴールデン・ウィークが終わってしまうのかと思うと、せめて最後の6日にはどこかへ出かけようと予定を変更しました
家でじっとしていた分、後悔のない小旅行にしたいと、私の大好きな京都に行くことにしました

今回は写真で見て一目ぼれした、広隆寺の弥勒菩薩像に会いに行くことにしました
嵯峨野の散歩もしてみたいと、いつもより早めに家を出ました
3回目の新名神の走行です
前回より新緑がやや青みを増して、初夏を感じさせてくれました

歴史の街京都でも最も古い寺広隆寺は、映画村で有名な太秦にあります
建立は603年とされていますから、今から1400年以上も前のことになります
聖徳太子建立の日本七大寺の一つです

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太秦に着いて広隆寺の駐車場に車を止めようとしたら、車がまばらで「やったぁ~穴場のスポットだ」と喜んで、拝観料700円を納め広隆寺に入って行きました 
さあ、一目ぼれした弥勒菩薩像との対面です
菩薩像は新霊宝殿に安置されていました
新霊宝殿に入って行くと驚いたことに思っていた以上に仏像がたくさん置かれていました
四天王、十二神将と見て行くと一番中央にお目当ての弥勒菩薩像が置かれていました
写真でみた通りの優しいお顔、そしてしなやかで繊細な指、何か瞑想しているような姿に完全に魅了されてしまいました

0605koryuji30 全身から染み出るような優しさ、柔らかな曲線、特に右頬に触れようとする右手のほっそりと伸びた中指、軽く曲げられた薬指は、仏の慈悲そのものの象徴のような美しさです
この姿は「半跏思惟」と呼ばれており、飛鳥時代に造られたものだそうです
国宝認定第一号というのも納得がいく美しさでした

この像にはエピソードがあって、昭和35年、この像に魅せられた大学生が弥勒菩薩像に抱きついてキスをしようとして、右手の薬指を折ってしまったそうです
そんなことがあったせいか、残念ながら間近でみることができませんでした

弥勒菩薩というのは、釈迦の亡き後この世に現れて民衆を救う仏様なのだそうですが、釈迦が亡くなった後、修行を終えて弥勒菩薩がこの世に現れるまでに、何と56億7千年かかるそうです
だからこそ、当時の人々は弥勒菩薩を待ちわび、救いを求めて像を造ったのでしょうね
しばらくうっとりと眺めていました
(写真は広隆寺のパンフレットより)

広隆寺は重要文化財はもちろん、国宝の宝庫で「泣き弥勒」と呼ばれている弥勒菩薩や「阿弥陀如来坐像」「十一面千手観音立像」なども国宝で、それぞれにとても魅力的でした
国宝といえば、この時期だけ特別拝観がされていた「国宝・桂宮院本堂(八角円堂)」も観ることができてラッキーでした
十分に満足をして広隆寺を後にしました

二つ目の目的地嵯峨野に向かって桂川沿いに車を走らせました
途中嵐山を通り過ぎて行ったのですが、ここはあふれるばかりの観光客でいっぱいでした

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嵐山を通過して行く時に、天龍寺の前に「世界遺産の庭園」という看板が目に付き、これは見逃せないなと思い嵯峨野の入り口付近に車を駐車しました
歩いて天龍寺へ戻りました 寺の本堂には入らず、庭園だけを見て回りました

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曹源池は廻遊式庭園で岩や木立がみごとに配置されており、背景に亀山や嵐山が借景としてうまく取り入れられておりなるほど、世界遺産に名前を連ねる庭園だと思いました


そして嵯峨野に戻り、縁結びの野宮神社からはじまり、嵯峨野らしい竹林の小道をぶらりぶらりと散歩しました

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かつては人里離れた侘しい場所であったろう常寂光寺や、芭蕉の門弟で有名な去来の住んでいた落柿舎などを見て周りました

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(常寂光寺)           (落柿舎)

汗ばむ程の天気のいいゴールデン・ウィークの最終日、写真で一目ぼれした弥勒菩薩を実際に観て、また惚れ直し、そして嵯峨野をのんびりと散策し、ゴールデン・ウィーク4連休の楽しみを凝縮したような有意義な一日を過ごすことができました


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