季節2009年

2009年12月11日 (金)

行く秋

12月も半ば、いよいよ歳も暮れていきます 

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ    松尾芭蕉

秋と冬が微妙に混じりあい、まさに「行く秋」を惜しむ季節でしょうか 
まだ紅葉の映えている木もありますが、ほとんどの木が枯葉になりしきりに葉を落としています

今年も奈良に京都にと「紅葉狩り」に行きましたが、どこも行くのが遅かったようで、一番美しい時期を過ぎていました 
それでも、印象に残るさまざまな紅葉に出会いました

 

京都の三千院行もその一つです 
三千院は紅葉でもとても有名なお寺ですから、よく賑わっていました 
もちろんそこでの紅葉もみごとなのですが、昨年三千院に行ったときに気になっていたのがさらに奥にあるお寺でした
雰囲気がとてもいいお寺で「宝泉院」といいます 
拝観料が800円と高めでしたが「宝泉院」に行ったのは大正解でした 
ここには「額縁の庭」というのがあり、客殿の縁側と庇、二本の柱を額縁に見立てそこから観る景色が額縁の絵のようになっているのです 
なんともいえない紅葉の絵でした

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拝観料には抹茶と和菓子がついていて、ゆっくりと時を過ごすことができました 
京都ならではの紅葉の味です

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岐阜の小原、滋賀の永源寺、そして名もなきあちらこちらの紅葉、それぞれに色合い、枝ぶりが違い紅葉のよさをあらためて見直しました

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来年の紅葉を楽しみに、さてさて冬準備

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2009年12月 6日 (日)

冬はつとめて-朝の露

師走になりました 
もう一年もしめくくりの時節かと思うとやはり感慨深いものがあります 
季節も晩秋から冬の匂いが漂ってくるようになりました 
カメラとブログのおかげか、自分なりに心に残る一年だったなと思えます 

清少納言は「枕草子」の序文で「冬はつとめて」と書いています 
この寒い時期に、しかも平安時代ならば暖房もさほどとれないはずなのに「冬は早朝がいちばん素敵!」と言うところに清少納言の感性の鋭さを感じます
私は暑さには弱いし、寒さも苦手ときているので、この時期は朝から台所でストーブをつけて暖をとっています 
でもカメラを手にすると寒さもなんのそのとなるから不思議です
最近、朝の光の透明感が増してきたように感じて「冬の朝」にカメラを向けています 
「冬はつとめて」のよさがようやく少しわかるようになってきました
朝の露をうけた草花のきれいなこと

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朝              工藤直子

新聞のように折り畳まれて朝がきた
あくびして朝をひろげ
今日なにが起きるか みる

友よ
あなたの朝は あたらしいか



ひょっとすると若かった時には気がつかなかった「朝」に今、出会えているのかもしれません

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2009年10月28日 (水)

薄紅葉

10月ももう終盤、「霜降」が過ぎ11月になると暦の上では「立冬」を迎えます
みなさんの地域の「紅葉」はどうでしょうか 
三重では平地はまだまだ色づき始めといったところです 

三重の紅葉の名所「御在所岳」(「湯ノ山温泉」のあるところです)では頂上はもう紅葉の盛りは過ぎて、中腹あたりに移ってきていると聞きました 
頂上までロープーウェイで行くことができ、紅葉のシーズンにはロープーウェイ乗り場まで車が渋滞になります 
また御在所岳はいくつもの登山ルートがあり、この時期登山客でにぎわいます 
中腹まで「紅葉」が下りてきていると聞いてでかけてみました
湯ノ山温泉街を少し上ったところまで行きましたが、まだ紅葉真っ盛りとはいきませんでした 
きれいに色づいている木もありましたがまだ青い葉と入り混じった頃合いでしょうか
まだ盛りにはならない色づきはじめのこんな時期もまたいいものですね 

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歳時記をめくっていたら、ちょうどこんな時期の紅葉を「薄紅葉(うすもみじ)」という季語で表わすそうです 
「薄紅葉」という季語は初めて知りました 
木々が少しずつ紅葉を始め、緑の葉が薄く色づいてくるそんなようす 
それにしても日本人は本当に季節の微妙な移り変わりまで表現する言葉を創り出していますね

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昔の人の繊細な季節感には驚きます 
「薄紅葉」という言葉を知って今の紅葉を見てみると、また違った美しさが増すように思います、不思議なものですね

気温が10℃を下まわりだすと、いっきに紅葉がすすむでしょうね 

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2009年10月 2日 (金)

秋の花たちⅡ―コスモス

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10月になりました 
9月は晴れると30度近くまで気温があがり、残暑が厳しかったですね 
暑かったですが、いつのまにか9月の残暑も当たり前のようになり慣れてきてしまった感じです 
温暖化について新政権担当の鳩山首相は2020年までに日本の温暖化効果ガス25%削減構想を国際公約して注目を浴びています 
国際舞台で日本が注目を浴び喝采を受けることはあまりなかったことなのでちょっぴり嬉しいような、でも責任重大だと自分にも言い聞かせています 
民主党の新政権はスタートから何か強い決意と初々しさも感じられ、好感の持てる船出をしたのではないでしょうか 
でも、これからが本番、本番 じっくり見つめていきたいものです

前回取り上げた「彼岸花」はもう盛りを過ぎたようです 
「若い頃の恋」のようと喩えてみましたが、燃えあがるように咲いて燃え尽きるのも早く枯れかたは少し惨めなくらいです 
換わってコスモスが気持ちよさそうに風に揺れています 
彼岸花が「若い頃の恋」ならば、コスモスは「少女の恋」でしょうか 
淡くて恥じらいがあって片思いなのか、早々には燃え尽きずに長持ちしそうです

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秋風はさざ波の風 海草のような葉の中揺れるコスモス  (俵万智)

やさしいね 陽のむらさきに透けて咲く 去年の秋を知らぬコスモス  (俵万智)

最近、休耕田をコスモス畑にしているところがけっこうあるようです 
噂をもとに行ってみるのですが、思っていたよりも規模が小さかったり自然に任せたままで雑草と入り乱れていたりとなかなかコスモス畑を堪能できませんでした

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それではと、ハズレのない「なばなの里」へ出かけました 
たいへんな人出が予想されたので開園の9時に合わせて朝一番開園の鐘とともに入園しました 
さっそく、130万本というコスモス畑へ 
昨年その規模に圧倒され感動したコスモスです 
ところが、今年は「あれっ!」という印象でした コスモスの背が低いのです 
どうも今年の「なばなの里 コスモス」の売りは低木種で花びらの大きさなんだそうです 50cmぐらいでしょうか 

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確かに花びらは大きくみごとなコスモスでした 
でも、何か違う!コスモス畑のイメージはこうじゃないという感じでした 
コスモス畑は人の背ぐらいのコスモスが風に揺れている-そんなイメージです
それでも、白 ピンク 赤紫のコスモスを目いっぱいに焼きつけてきました
コスモスには「青空」がよく似合います 

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コスモスは別名「秋桜」-まさに秋到来です 
「天高く馬肥ゆる秋」、肥えない程度に食欲も読書もカメラも満たしたいものです

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2009年9月25日 (金)

秋の花たちⅠ-彼岸花

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秋が深まってきました 
秋の七草「萩 薄 葛 撫子 女郎花 藤袴 桔梗」などもみんな顔をそろえてきましたでも、なんといってもその鮮やかさで「彼岸花」が目立ちますね 
車を走らせていても、その「赤」が目に飛びこんできます 
細長い日本でも彼岸花はほとんど同じ時期に花をつけるそうですが、北の方から花をつけ、南に下ってくるというのは今年初めて知りました

「彼岸花」は別名「曼珠沙華」、こちらのほうが真っ赤で茎だけ伸びた頂点に華々しく開く花には似合っているようです 
「死人花」や「捨子花」など縁起のよくない別名もたくさんあるようで、私が小さい頃は「舌曲がり」と呼んでいたのを思い出します


曼珠沙華抱くほどとれど母恋し   中村汀女


うすつける彼岸秋陽に狐ばな赤々そまれりここはどこのみち   木下利玄

あんなにも鮮やかに絢爛たる花を咲かせますが、どこか妖しい感じがします 
昔ほどは忌み嫌われることはなくなったようですが、今も好き嫌いがはっきりしている花のようです

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ニョキニョキと茎が伸びてプクッとした蕾をつけたかと思うともう真っ盛りになっている-私には若い頃の恋のようという喩えがぴったりきます
田んぼの畦道や堤防でどこにでも群生が見られますが、反面辺り一面を覆い尽くすほどの彼岸花の大群生にもなかなか出会えません
今年は噂を聞いて、岐阜県津屋川の堤防に出かけました 
なるほど、堤にずっと彼岸花が咲き誇っていました

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それでも堤全体を真っ赤に覆い尽くすというところまではいかず、むしろ緑の草とのコントラストがみごとでした
夕暮れ時、夕焼け色に同調していく彼岸花が幻想的でした 
青空に映える彼岸花か夕焼けに染まる彼岸花か、うーんどちらも甲乙つけがたい・・・・


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2009年9月15日 (火)

いいけしき

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9月も中旬になりました 
秋、秋、秋がやってきたという感じです 
少し淡い青空が高くてかかる筋雲が筆をはねたようにきれいに描かれています 
夕暮れとともに虫たちの合奏が始まり思わず耳を傾けます 
もうすぐ、金木犀の香りが風に流れて町中を包みこんでくれます 
どの季節もいいところがあるのですが、秋は「本当にいいけしき」と声に出してしまいそうです

いいけしき           まど みちお

水が よこたわっている
水平に

木が 立っている
垂直に

山が 坐っている
じつに水平に
じつに垂直に

この平安をふるさとにしているのだ
ぼくたち
ありとあらゆる生き物が・・・

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まどみちおさんの詩はすてきです 
工藤直子さんや茨木のり子さん、吉野弘さんや谷川俊太郎さんの詩も魅力的で好きな詩がいっぱいありますが、まどさんの詩はなんというのかこんなにもやさしい言葉でこんなにも真実を語ることができるの!という感じがします
どんな評論家の理論や理屈よりも、ずっとわかりやすくずっと沁みこむ言葉で心に入り込んできます 
秋の「いいけしき」を表現するのに、まどさんの詩ほどぴったりくるものはありません
そして、「驕るなかれ、人間も自然のほんの一部だ」と知らしめてくれます


よかったなあ          まど みちお

よかったなあ 草や木が
ぼくらの まわりに いてくれて
目のさめる みどりの葉っぱ
美しいものの代表 花
かぐわしい実

よかったなあ 草や木が
何おく 何ちょう
もっと数かぎりなく いてくれて
どの ひとつひとつも
みんな めいめいに違っていてくれて

よかったなあ 草や木が
どんなところにも いてくれて
鳥や けものや 虫や 人
何が訪ねるのをでも
そこに動かないで 待っていてくれて

よかったなあ 草や木がいつも
雨に洗われ
風にみがかれ
太陽にかがやいて きらきらと


まどさんの詩を読んでから、眺めると景色がまたひとつ違って見えるから不思議です
この心で「いいけしき」をそのまま、カメラで収めたいものです

Susuki

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2009年8月18日 (火)

2009-短い夏を飛び回る

残暑お見舞い申し上げます 
ブログもお盆休みしていました 
それにしても8月3日に遅~い梅雨明け宣言が出て、7日には暦の上で「立秋」を迎えました 
しかも、暦の上だけでなく昨日ぐらいから朝夕涼しげな風まで心地よく秋の気配が感じられます 
今年はなんとも短い夏でした 
梅雨空が長かったので、青空が見えるようになってからそれまでの鬱憤をはらすかのごとくあちらこちらと飛び回っていました
まずは、大好きな海 
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長い堤防と先端に灯台のある眺めのいいロケーションを見つけてからは、何度も写真を撮りに出かけました 
ここは水上バイクの基地みたいになっていて、いつ行っても水上バイクが海上を走っています 
堤防もあまりに長いので歩きではなくて、自転車で散歩する人もいてなかなかおもしろいショットが狙えます 
そして「シラス干し」の名産地のため、晴れ渡った日には四角い籠のような中で「シラス干し」作業をしている人の姿も見られます 
最近「人のいる風景」を撮るのが楽しくなってきています

少し足をのばして、知多半島の西海岸も行ってきました 
こちらからだと水平線の夕焼けがきれいだろうと思って出かけたのですが、西の空の雲が厚くてなかなかいい夕焼けには出会えませんでした 
遠浅の白砂の浜で有名な内海海水浴場はよく賑わっていましたが、なにしろ車を停めると1日1000円という駐車場ばかりで通りすがりに眺めるだけでした 堤防のあるところは釣り人がいっぱい 
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ファミリーフィッシングのグループも多く、慣れない子どもたちに手ほどきしているお父さんの姿が微笑ましい光景でした

青空に入道雲、水平線に浮かぶ舟たち、水遊びを楽しむ人々 夏は(夏だけではありませんが)海がいいですね
知多半島からの帰り道、伊勢湾岸道から長島リゾートの花火を見ることができました
ほんの5分ほどで通り過ぎてしまうような短い時間でしたが
写真におさめることもできました
もちろん自慢できるような写真は撮れませんでしたが

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実はこの暑い夏に、わざわざより暑い盆地の京都、奈良も行ってきました 
その小旅行の話は次の機会に

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2009年7月22日 (水)

蓮の花

梅雨入りの頃は晴天が続き、今年は空梅雨かなと思っていました 
ところが、東海地方はなかなか梅雨明けになりません 
今日は46年ぶりの日食で(もちろんこの辺は皆既日食ではありませんが)木洩れ日が日食の形に映し出されると聞いて、楽しみにしていたのですがお日さまは顔を出してくれそうにありません

マスコミは昨日の衆議院解散でいっきに色めきたちました 
二人の「政権丸投げ」首相に続き打って変わって「権力しがみつき」首相がようやく解散に踏みきりました 
小泉劇場も閉幕、この4年間のドタバタ劇に対する観客(国民)の審判はきびしいものになるでしょうね 
日本の政治にも政治家にも不信と諦観しかありませんでしたが、今回はもう一度奥底から「期待」を引っぱり出してきて選挙に臨もうと思っています



さて、「睡蓮」に替わって「蓮」が真っ盛りです 
大振りな葉、大きな花なのに上品なピンクや白が美しい、天国いえ極楽をイメージさせる花です

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ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のように真っ白で、その真ん中にある金色の蕊からは、何ともいえない好い匂いが、絶え間なくあたりへ溢れて居ります。極楽はちょうど朝なのでございましょう。( 芥川龍之介「蜘蛛の糸」より) 

愛知県の立田村は蓮根の名産地で当然蓮の花の名所でもあります 
蓮の花の背景はやはり青空と思いつつ、なかなか晴天に恵まれませんでした 
珍しく晴れ間がのぞいたので、立田村へ行ってきました 
蓮根の名産地だけあって、立田村に入ると道の両側のあちらこちらが蓮畑でした 
その中の一つが観光用に開放されていました 
睡蓮のように水面に可憐に咲くのとは違い、葉も花茎も高く伸びて堂々としてそれでいて奥ゆかしい感じの咲きかたでした

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極楽のような感じを出してカメラにおさめたいと思いましたが、なかなか難しいです 
それでも、観にきている人たちの足どりがなんとなくふ~んわりと歩いているように見えたのは不思議です
蓮の葉にたまった水滴もきれいでしたし、葉や茎にいた蛙もよく似合っていました

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ただ「蜘蛛の糸」に書かれているように「何ともいえない好い匂いが、絶え間なくあたりへ溢れて居ります。」とはいかず、蓮根を育てるためでしょうが辺りは肥料の臭いがただよっていました 
以前、和歌山に桃の花を見に行ったことがありますが、観光の謳い文句は「桃源郷」でした 
確かに桃の花はきれいでした、でも樹下の肥料が臭くて「桃源郷」には程遠かったのを思い出しました 
写真は匂いませんので「極楽」の雰囲気はでているでしょうか

いくらなんでももう少しで梅雨明けになるでしょうね 
青い空、入道雲、海―楽しみです





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2009年6月24日 (水)

梅雨空のもと東奔西走

しばらく梅雨らしからぬ好天が続き、先週末あたりからようやく梅雨らしい曇天、雨天になりました 
目下、梅雨空のもとあちらこちらと梅雨らしい風景を求めて走りまわっています

まずは北へ 圭太さんの「睡蓮」の写真に魅せられて、「国立 木曽三川公園」へ 
木曽三川公園というのは揖斐・長良川と木曽川のちょうど真ん中の中洲につくられた公園で国立だけによく整備されていて、休日は家族連れやカップルで賑わっているところです ここの池に睡蓮が咲いていると聞いて行って来ました 
午後から出かけたのですが満開と聞いたわりにあまり花が咲いておらずつぼみが多かったので狙っていたような写真は撮れませんでした 

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あとで調べたら、睡蓮は午後には花を閉じるそうで行く時間を間違えていました 
がっくり。
木曽三川公園は周辺にスポーツ施設や水上スポーツも盛んでみんな梅雨の短い晴れ間を楽しんでいました 
またすぐ近くに蓮根が名産の地域があって、つまり蓮も一面に花開かせるはずで、時期が来たらまた訪れようと思いました

次は西に 
梅雨時に最も似合う「紫陽花」、近くの紫陽花も真っ盛りなんですが、「あじさい寺」で有名な奈良の「矢田寺」まで足をのばしました 
2年ほど前に行って紫陽花を堪能した記憶があるので、今度はカメラにうまくおさめようと出かけました 
着いて、まずすごい階段にぐったり 2年前に来たばかりなのにもうこの階段の記憶は飛んでました 歳ですね

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約1万本と言われる紫陽花は見てまわるだけでもたいへんでした 
あまり多すぎてどう撮っていいかわからず、ここでも納得のいくいい写真は撮れませんでした

最後に南へ 雨足がけっこう強かったので、屋根つきの庭をもつ松阪の「ベルファーム」に恨みの「睡蓮」を狙いにいきました 
ここは池というより噴水つきの水槽みたいなもので規模は小さいのですが、青や黄色の睡蓮がきれいです

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ベルファームに着いた頃には雨もあがりカメラを向けるのにグッドタイムでしたが、やはり納得のいく写真が撮れません
なぜか最近いい写真を撮りたいという気持ちばかりが先行して却ってうまくいきません


いい写真がないので、この時期にぴったりの詩を紹介します 
二つとも最近大好きなまどみちおさんの詩です


つゆのあめ                    まどみちお

しとしと じとじと
つゆの あめ
じとじと しとしと
あめの つゆ
てるてるぼうずが そう いった
  いじわる あめ あめ
  やんでくれ
  おてんとさんと もう かわれ

しとしと じとじと
つゆの あめ
じとじと しとしと
あめの つゆ
でんでんむしが そう いった
  おりこう あめ あめ
  もっと ふれ
  三六五んち ふれ






アジサイの花                  まどみちお

アジサイの花を 見た人は
せかいに ひとりも いませんが
そのことを ほんとに する人も
せかいに ひとりも いません

みんな うっとりと
見とれてしまうのです
アジサイの花だと おもって

るりいろの シジミチョウが
いつも びっしりと
すきまも なく
とまっているものですから・・・


だれかにとってうっとうしい梅雨もだれかにとってはかけがいのない雨、そんなことをなにげなく教えてくれるまどさんです 

あの素敵な紫陽花は実はシジミチョウだったのか・・・
そんな想いで、もう一度カメラをかまえてみるべきなんでしょうね




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2009年6月 2日 (火)

六月点描

六月になりました 
梅雨入りも間近なんでしょうか 
私の中の六月らしいものを拾いあげてみました

<紫陽花>


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梅雨によく似合う紫陽花も、この前浜松城公園で花開いているのを見つけて、早いなあと感心していたのにもう私の地域でも色づいてきました 
雨に濡れて咲く紫陽花って本当に絵になりますね 
手毬のような西洋アジサイはもちろんきれいですが、最近日本原種のガクアジサイがお気に入りです 
アジサイは学名を「ヒドランジア」あるいは「ハイドランジア」といい、意味は「水の容器」なんだそうです 
学名まで梅雨に似つかわしいなんてとても素敵です

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<ツバメ>

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ツバメが空中を高速で飛びまわっています 
あんなに速く飛んで障害物にあたらないのかしらと心配するのは私ぐらいでしょうか 
ツバメが飛びまわる姿は見かけるのですが、ツバメの巣が見あたらなくなったように思います 
私が幼い頃は町のあちこちの軒下でツバメの巣や巣の中で親鳥を待ちわびて大きく口を開けているひなを見かけたものです 
どこで巣作り、子育てをするようになったのでしょう 
今の家の造りはツバメの巣作りに適さなくなってしまったのでしょうか 
そんな時、初夏の「関宿」を撮影に行ったら昔の町並みにはやはりツバメが巣を作っていました 
巣の中からは、昔のまま餌を待ちわびているひなたちの姿がありました 





<麦の秋>

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麦が実りの時期を迎えています 
稲の生産調整で田んぼを麦作りに換えているのは知っていましたが、最近ますます麦作りの田んぼが多くなっているように思います 
その分、この時期田んぼが黄金色の麦の穂で一面覆われるようになりました 
まさに麦の秋-「麦秋」です 
そのほとんどが小麦です 
たまに大麦の田を見つけると実のひげ(?)が長いので一目でわかり、ついつい眺めてしまいます 
稲は実るほどに「頭を垂れます」が麦は真っ直ぐシャキッと立っています 

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<花菖蒲>

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花菖蒲も見ごろを迎えています 
花菖蒲が我が三重県の県花と知ったのはつい最近のことです 
なぜ三重県の県花なのかまだはっきりしません 
確かに花菖蒲の名所が何ヶ所かありますが、特に三重県を象徴するほどの由緒をぜひ知りたいものです 
それにしても「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句があらます 「どちらがよいか優劣をつけがたい」というような意味だと解釈していますが、実際アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの区別って本当に見分けにくいですね 
時期や湿地帯などの咲く場所、花弁によって区別されると書いてありましたが、まだ私にははっきりと区別できません 
みんなきれいだからいいかなどとごまかしています


<矢車草>


 

私の好きな花・・・



六月-なんとなく曖昧な印象のある月ですが、こうして書いてみるとなかなかいい月ではないかと思ってきました 
さて、じめじめする「梅雨」、今年は梅雨のいいところを見つけたいものです


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